2007年5月22日
位ヶ原山荘〜肩の小屋辺り(往復)
位ヶ原までバスが開通したら、雪のある乗鞍がいいですよ、と薦められていた。 乗鞍は夏に畳平までバスで上がってしまったので、位ヶ原から肩の小屋口までの様子はわからない。 視界が悪くなれば、方向感覚もわからなくなるとのことなので、ここはやはり経験者に頼ることにした。 この時期の乗鞍は春スキーのメッカである。 早速、ジャンさんにお願いし、スノーシューで付いていくことにした。 |
バスは三本滝発、午前8:18の1本だけ。 午前3時半に家を出れば間に合うが、体調万全で行きたいので松本に前泊をすることにした。 終業と同時に家に帰り、準備してあった荷物を車に積み込み、すぐに出発する。 午後7時53分。 甲府昭和ICで一旦下り、ETCカードを交換、再度高速に乗る。 これで片道2500円の割引、バカにならない金額である。 双葉SAでほうとうとおにぎりの夕食をとり、松本には午後10時前についてしまった。 前回も利用したビジネスホテルで、翌朝午前5時の出発と、テルモスへのお湯をお願いし、すぐに就寝する。 |
午前6時10分、観光センターに到着。 日の出時間はとっくに過ぎているが、 残念ながら空は薄雲に覆われている。 他の車は一台もいない駐車場に乗り入れ、 雪を被った乗鞍をカメラにおさめ、上に向かう。 |
三本滝レストハウス前の駐車場には既に5台ほどの車が停まっていた。 テントも一張、張られている。 午前6時半、西の空は雲がかかっているが、太陽の光があたってきた。 集合時間は午前8時、しばらく車の中で休む。 |
やがて続々と皆さんが到着。 早速スキーにシールを貼り出発の準備をする。 5月3日からスキーバスの運行が決定されたとはいえ、 3日4日は運休、この前の土日も運休していた。 しばらくして現われたバスに一安心。 この日の乗客はスキーヤー16名、ボーダー1名、スノーシュー1名。 |
30分ほどで着いた位ヶ原山荘はこの天気。 雲ひとつない乗鞍岳を見上げ、ウキウキしてくる。 |
午前9時出発。 カーブの先まではアスファルトを歩く。 |
すぐに雪の上に上がり、 ここでスキー、スノーシューを装着。 坪足でも行けないことはないが やはりスノーシューは歩きやすい。 |
すぐに急斜面となり、こんなトラバースも。 |
先行するボーダーの足元はやはりスノーシュー。 |
蒼い空に向かって登る・・・気持ちいい。 (たまには自分の写真も・・・) |
Photo by ホーリー |
振り返ると穂高が見えてきた。 左から、奥穂〜吊尾根〜前穂でしょうか。 右奥が常念かな。 |
一週間ほど休んでいた除雪が今日から再開したそうだ。 音のするほうを見ると、空に彩雲がかかっていた。 この日の除雪は標高2540m付近。 |
上には彩雲。 下には除雪車。 (マウスオン) |
屋根だけ見えるのが休憩ポイントの肩の小屋口のトイレ。 まずはそこを目指す。 このあたりは斜面も緩く、景色を楽しみながらのんびり歩く。 (クリックで大きくなります。) |
午前10時30分。 全員が肩の小屋口に到着。 アスファルトが少し出ているところで休憩。 雪を堀り、ビールを冷やす。 |
・・・が、 我慢できずに、1本プシューッ・・・(笑) |
手前の2本のポールがバス停でしょうか。 |
重いものをデポし、上を目指す。 一番左が剣ヶ峰、右に蚕玉岳、朝日岳。 目指すは蚕玉と朝日岳の鞍部。 |
肩の小屋には向かわずに直登する。 標高2800mくらいからはこんな景色が広がる。 穂高は雲に隠れてきてしまった。 (クリックで大きくなります。) |
左が蚕玉岳、右が朝日岳。 一番上の人がいる辺りが夏道だろうか。 このあたりで降りてくるテレマーカーを待つことにする。 |
残念ながら、しばらくすると雲が流れてきて、バックが白くなってしまった。 | |
皆が滑った後になって、バックに青空が戻ってきた。 そして、尻セードの跡。 この斜面だけ気持ちよく滑りました。 |
そのあとは、すぐに停まってしまうので、結局徒歩・・・ |
Photo by Jan |
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そして、本日のビアガーデンは標高2600m。 おつまみ多数、ありがとうございました。 |
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この急斜面も、尻セード「可」でした。 ちょうど写真の位置で停まってしまい、 ピッケルで漕いでも進まず・・・ |
Photo by ホーリー |
山荘は目の前。 時間があるので、テレマーカーは上を目指す。 |
登っていったのは中央の斜面。 (クリックで大きくなります。) |
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かっこいいですね。 この姿を見ると、自分もやってみたくなります。 |
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余裕を持って位ヶ原山荘に到着。 バスが来るまで「ほっ」と一息・・・ 今年は3月から営業しているそうです。 |
富士山に続き、またまた快晴の春山を堪能できました。 テレマーカーの皆さん、ありがとうございました。 |
おまけ |