北アルプスに魅せられて                                    山の靴跡

権現岳

2007年9月22日

 天女山駐車場〜天ノ河原〜前三ツ頭〜三ツ頭〜権現岳(往復)

やっと連休となった週末。
以前から予定していた権現岳に出かけることにした。
これまで、観音平からの山はどうも相性が悪い。
今回も初めは観音平からを考えていたが、ROCKYさんのレポで見た天女山からのコースにしてみた。

暦は3連休の初日。
道路が混む前に行きたい・・・
ということで午前4時家を出る。

いつものとおり、高速に乗る前におにぎり・パンを調達。
いつものとおり、韮崎で途中下車。
いつものとおり、八ヶ岳PAで朝食のつもりだったが、ナビが長坂ICを表示している。
天女山だと、こちらのほうが近いのだろう。

結局、午前5時40分、天女山駐車場についてからの朝食となった。
停まっている車はまだ数台だった。
(帰りには数台の空きがあるだけだった。)

 

時間も早いので天女山によってみた。
標高1529m。

ってことは、1200mの登りである。
結構きつそうだな。

後ろには天女山の名前の由来が書いてあった。
(オンマウス)

 

駐車場に戻る時には朝日が差し込み、正面にこれから登る権現岳が見えている。

 

駐車場脇の階段が登山口。
標識には権現岳6.8kmの表示。

(オンマウス)


樹林帯を抜け、



10分ほどでちょっと急登。



登ったところが天の河原。
標高1620m。

 

南アルプスの眺望がよいが、今日はうっすら雲に隠れ、甲斐駒が何とか見られるくらいか。

 

アザミとマツムシソウが頑張って咲いていた。
このあとトリカブトは満開だった。
上にほうでは花の後が綺麗だった。
(オンマウス)
手ブレです(笑)こちらも花後が綺麗です。
(オンマウス)


 

しばらく樹林帯を進むと、後ろで「ガサッ・・・」という音がした。
振り向くと、別の登山者だった。
まだ早い時間なので、ほとんど人に会わない。

またしばらくすると、左前方で「ガサッ・・・」という音がした。
音のほうに目をやると、シカが二頭。
カメラを構える暇もなく、笹原の奥に消えていった。

15分ほどで、砂礫の尾根になり、前方にこれから進む山容が見えた。

 

後で振り返れば、これが今日一番の眺望だった。
左から、前三ツ頭、三ツ頭、奥に権現岳。

 


(オンマウス)
樹林帯に入ると登山道脇にこんな標柱が・・・
「海抜1800米」
裏には「紀元2600年記念」とあるので昭和15年に設置されたらしい。

樹林帯の道はまだなだらかな登りである。→

  

天の河原から1時間。
少し開けたところで小休止。

少し行くと「海抜1900米」の標柱。
が、高度計はもう少し高い表示になっている。
5分ほどで2000mの標識があった。
こちらのほうがあっているようだ。

・・・まだ半分の高さにも来ていない・・・

このあたりから傾斜がきつくなる。

 

滑りやすい・・・

木の階段も・・・

きついな〜、と思っていると・・・
(オンマウス)



いつのまにかガスがかかり、
前三ツ頭は見えなかった。

 

2200m通過・・・

きつい・・・


写真だと楽そうだが・・・

  

午前8時40分。
ほぼコースタイムどおりに、前三ツ頭に到着。
ガスが流れ、眺望はきかない。
奥秩父の山が何とか見える。
(オンマウスで五丈岩)

 

前方はこんなガスの中・・・

 

少しガスが晴れた砂礫を登る。

また林に入り・・・


きつい登り・・・



観音平からの道と合流・・・

 

編笠山は雲の中だが、青年小屋からの稜線がなんとか見える。
(オンマウスで青年小屋)
三ツ頭では残念ながら権現もガスの中・・・
振り返ると一瞬富士山が見えたが、カメラは間に合わず・・・

  

ハイマツ帯の下りではウラシマツツジの紅葉がはじまっていた。

 

この時なんとか赤岳への稜線が見えた。

 

さぁ、最期の登り・・・
山頂直下に人が見える。

 

最期の急登・・・
この方、
山頂まで2時間半だって・・・

私は4時間20分でした。


短いけど1枚岩の鎖場・・・



越えたところで山頂が見えた。

 

目の前にイワヒバリが現われ、山頂直下まで先導してくれる。
おしりです(笑)
かっこいい

 

剣と山頂標識
直下の祠 権現小屋とギボシ

 

赤岳方向に進み、昼食。
そこからのパノラマ(左が権現岳山頂、右がギボシ)

 

赤岳方向への稜線は少し先でガスの中・・・

 

ここは虫が多く、おにぎりを食べ、コーヒーを飲んで早々に退散。
長い下りの始まり・・・

ナナカマドと、ゴゼンタチバナと、・・イチゴの赤い実。

 

帰りは権現をバックに三ツ頭の標識が撮れた。

 

こんな青空ものぞいてきた・・・

 

標高2364m、前三ツ頭ではたくさんの赤トンボ。
見上げる空には100頭以上が舞っていた。

 

登りでは気がつかなかった海抜表示。
2100mの標識は見つからなかったが、きっとあるのだろう。
(オンマウスで海抜表示)

登りはじめは好天が期待できそうでしたが、山頂の眺望は得られませんでした。
これで八つは一応全て制覇。


 

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