北アルプスに魅せられて                                    山の靴跡

甲斐駒ケ岳

2009年8月28日〜29日

1日目 尾白渓谷駐車場〜竹宇駒ケ岳神社〜笹ノ平〜五合目小屋〜七丈小屋
2日目 七丈小屋〜八合目御来迎場〜甲斐駒ケ岳〜駒津峰〜双児山〜北沢峠

 

南アルプス・・・

北アルプスに向かう時、電車でも車でもよく見える甲斐駒ヶ岳と鳳凰三山
特に甲斐駒はすぐ行けそうなのに、芦安からバスを乗り継ぐ入山の面倒さと、
北アにも行きたい気持ちが強くなかなか実現できなかった。

2009年7月 milkさんのレポに黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳がアップされた。
すぐに行きたい気持ちが動くとROCKYさんからも同じような書き込みが・・・

早速メールし、月末でスケジュール調整をする。

 

芦安の駐車場は初めてだったが、
家からは時間弱・・・近いんだ。

午前時半の集合時間に、時過ぎに到着・・・
でも、ROCKYさんはもっと早かった。

1台をデポし、ROCKYさんの車で尾白渓谷駐車場に向かう。

国道20号線 道の駅「はくしゅう」で左折する
としばらくして、目の前に甲斐駒ヶ岳の雄姿が現れた。

 

尾白渓谷駐車場で朝食・・・
こんな綺麗なカミキリムシがいた。

時半の集合時間を待たず、
時過ぎにふくたさん到着・・・
年振りだ。

 




Photo by ROCKY

20分 出発
キャンプ場があるところを過ぎるとすぐに
「竹宇駒ヶ岳神社」

お参りをし、社殿の左を回りこむと、
あった・・・吊り橋だ

 

いよいよ黒戸尾根の登りが始まる。

朝日を浴びた登山道
いきなり急登
(に見えない写真です)

Photo by Fukuta

スタートから1時間、
予習した山ヤさんのレポに出てきた岩のところでちょっと休憩

 


Photo by Fukuta

まだまだ続く登り・・・
横手からの合流地点がなかなか現れない

2003年の地図では粥餅石の水場ルートが
メインとなっているが、
山ヤさんのレポにあったように
今は使われていないようだ。

ここがそうだろうという分岐を通過し、
さらに登るとやっと「笹の平分岐点」に到着

ここでザックをおろし、エネルギー補給


(オンマウス)

 

時計を見ると8時15分
コースタイム時間半のところを時間で来てしまった。
トップを歩いていたのは自分
ペースを作れないまま歩いてしまったようだ。
多分これがいけなかったのだと思うが、
このあとの急登、梯子、鎖場で太腿が攣りそうになったり痛みがはしったりしてしまう。
太腿に急な力がかからないようにペースダウンをして慎重に進む。
二人には大変心配をかけてしまった。

 

信仰の山の名のとおり、
登山道脇には石碑や石像がたくさん設置されている
(オンマウス)



八丁坂と呼ばれるあたりだろうか、
足場の悪い急登が続く





ふくたさん 撮影中
(オンマウス)
オオカメノキの赤い実が綺麗だ

 

岩場の登りが続くが、前屏風ノ頭は気がつかなかった

Photo by Fukuta



Photo by Fukuta


10:10 刃渡り
(オンマウスで上から)


Photo by ROCKY




さらにナイフエッジが続く先では
ROCKYさんのボルトポーズ


Photo by Fukuta

 

ナイフエッジを過ぎると連続した梯子

Photo by ROCKY


10:40 刀利天狗に到着
ザックをおろし、ゆっくり休憩、エネルギー補給

 

ここで急登りは一段落、
なだらかな樹林帯を進むと下りにかかる。

Photo by ROCKY



下った広場が五合目小屋跡地だろう。
小屋はすでに解体され、跡形もない。

 

この広場で太陽の光で輝いていた。

さらにもう一段下ったところが屏風小屋跡地だ。
11:45 ここで昼食、といっても、カプチーノとパン
行動食だね・・・

たっぷり40分の休憩も、眩しい太陽に気持ちが良い。

 

12:25 出発

あと時間・・・
遅くとも2時には七丈小屋に着けそうだ。

まずは急勾配の連続梯子からスタート

さらに梯子が次々と現れる
太腿に負担がかからないよう
梯子の途中でも一息入れながら進むが、
楽しい道だ。


Photo by Fukuta



Photo by ROCKY




 

気の早い紅葉や


橋を渡り




またまた梯子

 

振り返れば樹林越しに
ガスのうっすらかかった
日向山雁ケ原が見える

 

そして、鎖を登った先には・・・

Photo by ROCKY


13:30 七丈小屋に到着

んっ、ROCKYさんが何か見つけた?

 

小屋に登るステップの下に・・・オオビランジのようですね。
近くにも数輪咲いていた

 

買出しに出かけて管理人さんが不在の小屋にはこんな張り紙が・・・
小屋のHPにも書いてなかったし、登山口でも気がつかなかった。
(後で聞いたら貼ってあるらしいが)
もともと寝具なし素泊まりの予定できているので影響はなかったが、
知らずに来た人はカップラーメンの夕食。

 

着替えをし、ヘリの荷降ろし場になっている広場でのんびりする。
ふくたさんからその場で茹でてくれた枝豆とサラミの差し入れをいただく。

何気なく見た太陽光発電の下に・・・んっ、ネコ?
カメラを向けたら怒って野性味いっぱい
管理人さんが飼っているのかと思い、名前を聞くと「野良猫だからノラニャン」
いろいろさまよいながら小屋まで来たらしく、野性に戻ってねずみなどを捕まえているらしい。
餌もあげているそうだがちっとも懐かず、牙をむくそうだ。

 

雲の切れ間に月が見えたり(上弦+1日の月)
(オンマウス)
シラビソの球果が綺麗だ

 

ガスが薄くなったところで大岩の上の鉄剣が見える
(オンマウス)

 

ベンチに座った位置からふくたさんの正面が南東方向
オベリスクが見えた、といってはカメラを向け・・・
富士山が見えた、といってはまた立ち上がる

16:00近くなったのでそのまま夕食に突入


Photo by ROCKY

 

17:20 鳳凰三山に少しだけ日が当たり、富士山も見えた一枚
(オンマウス)

 

残念ながら夕焼けは見られず・・・

明日は午前中の早い時間までは好天が期待できそうだが昼前から崩れ 夕方は雷雨の予報

明日の早い行動に備え、19:00過ぎには消灯

               


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