北アルプスに魅せられて                                    山の靴跡

丹沢表尾根

2009年9月13日
2009年9月19日
(写真追加)

菩提峠〜二ノ塔〜三ノ塔〜烏尾山〜行者ケ岳〜書策小屋(往復)

この季節にしか見られない「丹沢の貴婦人」と呼ばれる花がある。
鍋割山荘、尊仏山荘の二つのHPで紹介されていた。

ただ・・・この時期の丹沢は「ヤマビル」が出現する。
ヤマビルファイターなるものはあるが、それでも少しばかり躊躇してしまう。
数日前に尊仏山荘に問い合わせたところ、ヤビツ峠からの表尾根には居ないとはいえないが、沢沿いよりはましらしい。
でも、木の上から・・・なんて話も聞くけど、との問いに「丹沢のヒルは上からは来ない」と即答。

ならば、と前日、靴とスパッツにヤマビルファイターをスプレーし、
現れたら塩が一番良いとのことなので、ザックに塩を入れる。

 

菩提峠駐車場には6時過ぎ、既に7、8台の車が停まっていた。

「日本武尊足跡」から登ろうかとも思ったが、下草が伸びて濡れているのでパス。
前回と同じく、車道を下り、階段からスタート。
6:30だった。
空は雲が広がり、晴れてくるのはちょっと時間がかかりそうだ。

  

階段を登り、一度林道を横切る。
さらに、急登ガ続く。

7:15 樹林帯を抜け、振り返ると大山が正面に見え、右のほうに相模湾が広がる。
低いところに靄がかかり、江ノ島はその下に入って見えない。
(クリックでパノラマ)

 

アザミを見ながらひと登り。

7:25 二ノ塔

いいペースだ。

 

雲海と富士山・・・
この後晴れてくれば、もっと綺麗だろう。
(オンマウス)

富士山を写真に納め、三ノ塔に進む。

 

7:40 三ノ塔

登ってきた方を振り返ると、江ノ島が見えた。
まだ、海の上は靄がかかっているようだ。
江ノ島の上の山並みは三浦半島。
その上は房総半島だ。

 

そして、富士山
滝雲のような雲が間に流れている。
(オンマウス)

 

ここからは表尾根の縦走路が見渡せる。
一番高いところが塔ノ岳
(オンマウスで烏尾山アップ)

 

(オンマウス)
7:50
お地蔵様に見送られ、烏尾山に向け、下り開始。
ウメバチソウ

ホトトギス

オンマウスでもう一枚

新芽?

 

烏尾山荘は水分補給だけで通過。


8:30 行者ケ岳(オンマウス)


9:00 政次郎ノ頭


9:20 書策小屋(オンマウス)

書策小屋をつくった渋谷書策翁は
2009年7月10日永眠されました。
ご冥福をお祈り申し上げます。

 

この時間になって、やっと江ノ島、三浦半島、房総半島が分かるようになってきた。


書策小屋の前のテーブルには、なんと知ったご夫婦が先に休んでいた。
冬のツアーで何度かご一緒したお二人。
来週、北アルプスの予定があるので、今日は足慣らしの表尾根だそうだ。

「私は今日はここまでです。 花を探しに来たので・・・でも、蕾だけでした。」
と話していると、
隣のテーブルのご夫婦が、「一株だけだけど咲いていたよ。」
書策新道から登られたそうだ。

沢沿いに多いのは分かっていたが、やはりヤマビルが恐いのでこちらにしたのだが・・・

  

貴婦人になる前の「サガミジョウロウホトトギス」
漢字で書くと「相模上臈杜鵑」

ホトトギスの仲間は上の方の写真のように上を向いて開いていますが、
この花は下向きに開くのだそうです。

やっと黄色くなった蕾
こちらはまだ色付く前の蕾

 

9/19 上の写真 右の青い蕾が咲いてました。
これが開いた状態です。
花びらの内側に紫の斑点模様がある。
この日は台風14号による風がかなり強く、花が揺れ、この2枚だけ何とか・・・

 

イワシャジンはかなり目立っていた。

 

これは?

  

9:30 予定通り、下山
帰りの道は天気が良くなり、汗ビッショリ・・・

昨年の秋よりも登山道は整備されている。

ヤセ尾根の木道は上に階段状に新しく架けられ、
単管の手摺が付いている。

 

10:10 烏尾山からの富士山
青空がバックになった。

 

10:40 三ノ塔
休憩小屋も青空に映える。

 

こんな綺麗なパノラマが・・・
(クリック)

             

翌週(9/19)貴婦人にあえました・・・

       

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