北アルプスに魅せられて                                    山の靴跡

檜洞丸

西丹沢自然教室〜ゴーラ沢出合〜つつじ新道〜山頂(往復)

今年もシロヤシオの時期が来た。
ROCKYさんと5月28日にシロ丹を企画するも、今年は5月27日に関東地方も梅雨入り。
天気予報はどんどん悪くなり、1日中雨予報に残念ながら持ち越しとなった。

1週間後の予報はどんどんよくなる方向。
早速、再びシロ丹メールをする。
ROCKYさんからは木曜なってどうしても仕事がずらせないと連絡があり、
山ヤさんは6月4日は都合で山には行けないとのこと。
えびさん、ふきのとうさんと3人のシロ丹となった。

今年の檜洞丸は先週の雨でみなさんが山行を見合わせ、この土日は大混雑が予想される。
駐車場は6時前に着いても路肩、それより遅くなるとずっと下のほうになるだろう。
そんな時、西丹沢自然教室のHPに、駐車場がいっぱいの時はキャンプ場の駐車場(有料)を使うようにと掲載された。
檜洞丸のシロヤシオは6年前の当たり年にえびさんと初めてご一緒した山。
その時にちょっとアクシデントがあり、それ以来えびさんとの山行は何かが起きる。
使ったことがない駐車場なので電話で問い合わせてみる。
「9時からですが、そのまえならロープで区画がしてあるところに止めて、下山時精算でいいですよ。」
とのことで事前準備完了。

お二人には始発電車で動いていただき、読み通り7時10分到着。
案の定、橋の手前まで駐車している。
迷わず自然教室を過ぎ、キャンプ場の駐車場にいくと、すでにたくさんの車が止まっていた。

 

靴を履きかえていると、
靴ひもを締めなおしていたえびさんの口から「アッ!」

今日のアクシデントはここで発生!
靴ひもが切れた。
予備の靴ひもに取り換えると、
(今はやりの)左右色違いの靴ひもとなった。

 

西丹沢自然自然教室に寄り、登山届を提出。
車に乗っているときは曇り空だったが、
すっかり晴れ上がった眩しい光の下、いざ出発。

午前7時28分、さぁ、のんびり行きましょう。

キョロロロロロ〜♪という鳴き声が聞こえる。
アカショウビンだとえびさんに教えてもらった。
西丹沢自然教室のHPによく出てくる鳥。
鳴き声と鳥の名前がやっと一致した。

   

最初の急登を無事乗り切ると、
しばらくは気持ちのいいなだらかな山歩き。
新緑を通した光が眩しい。
8:15 ゴーラ沢出合で小休止。
沢の水はちょっと多いが、石を選んで難なく渡渉。
数日前は靴を脱ぐほどの水量だったそうだ。
 

  

エネルギーと水分補給をし、スタート。
まず階段と鎖。
この鎖場が今日はちょっと心配だった。
先日痛めた右親指。
親指を中にしてはまだ握れない。
今日はとにかく右手に負担をかけないようになんとか通過。
そんなそぶりは見せずに、
「ここからきつくなりますよ。」

1時間ほどで展望園地に到着。
休んでいる人から「富士山が隠れちゃうよ。」の声。
何とか頭が見えた。

 

展望園地に着く前に、頭を出し始めたギンリョウソウの子供を発見。
えびさんが以前見つけた場所にも1か所見つけたが、写真は残せず。

しばらく登っていると、後ろから「副長さんはいいですか?」の声。
振り返ると「ギンリョウソウですよ。」
急いで下る。

見事な一家族。
青い目玉も綺麗に見えている。
一人だったら見逃すところだった。

しかし・・・シロヤシオに来てギンリョウソウを探す不思議なグループ(笑)

 

登りが続く。
標高1300mになると白い花が地面に落ちている。
シロヤシオのきれいな葉が見えてきた。
 

         

ベンチのあるポイントに来ると、花も葉も綺麗なシロヤシオが増えてきた。
来るたびに写真に残るいつもの樹。

 

ここから見える斜面は白い花を付けたたくさんのシロヤシオと、トウゴクミツバツツジの濃いピンク。
この時は太陽が雲に隠れ、ちょっと残念。

 

ここから先の木の階段はまさにシロヤシオのトンネル
花の下で足を止め、カメラを構える。

どこも綺麗な白。
 

 

上のほうから「富士山が見える。」の声。
行ってみると、富士山とトウゴクミツバツツジのツーショットだ。

 

まだまだ続く白いトンネル。

 

このあたりからの株は花が多く、葉があまり見えない。
全体が真っ白。
 
 

 

石棚山分岐まで来たが、レンズを変え、撮影中のえびちゃんはまだ見えない。
分岐を少し下ったところが富士山の絶景ポイント。
ここでやっと富士山とシロヤシオのツーショットをGET!

     

11:00 携帯のメール着信音が鳴る。
今日来るといっていたハイジさんからの着信通知だった。
でも、電波状態が悪く、発信は途中で切れてしまう。
時間的には山頂から降りるころかな。

   

えびちゃんを待ち、3人で先に・・・
少し進んだ平らな所は食事ポイントとなっていた。
まわりにはシロヤシオがたくさん。

ここで、「副長さん」と声をかけられた。
山頂から降り、ここで食事中のハイジさんだった。
先日紹介していた日焼け防止スタイルのモデルになっていただいた。

目の前のシロヤシオは満開。
こんな場所で食事は贅沢だ。

食事を中断させてしまったが、皆で記念撮影&しばしの立ち話。

ここからは太陽がずっと顔を出す。
 

     

ここから先のシロヤシオは今までで一番だった。
解説は不要なので・・・

   

 

木道に出るシロヤシオのトンネルも見事。
ここも全員の撮影ポイント。
バイケイソウの葉の上にエゾハルゼミを発見。
帰り道では鳴き声も聞こえた。
 
 

 

さて、またシロヤシオ。

 

 シロヤシオは満腹になったが、おなかはペコペコ。
山頂のちょうどあいたベンチで昼食。
いつもと同じく、カップラーメンとおにぎり。
デザートはトマトゼリーとコーヒー。
満足。


 これだけ花が綺麗なので、
下山はつつじ新道を戻ることにする。
その前に、犬越路を覗くと、
トウゴクミツバツツジはまだつぼみも多かった。
 

 

上から見下ろすシロヤシオを楽しみながら下る。
足を滑らせ、手をつかないように注意しながら慎重に。
今回は何とか無事だった。


ゴーラ沢の出会いを過ぎ、少しすると新しい分岐。
沢コースとあるので、下ってみた。
しばらくの急な下りが終わると河原。
途中2度簡単な橋を渡るが、足元は石ころ。
太陽も照りつけ、あまりお勧めの道ではなかった。

         

駐車場で精算をし、売店のアイスで一息。
えびちゃん、ふきのとうさん、お疲れ様でした。
標高差1000m以上のきつい山でも、楽しく登れば疲れは半分ですね(笑)
今年もシロヤシオが楽しめました、ありがとう。

2011年もくじにもどる

inserted by FC2 system