北アルプスに魅せられて                                    山の靴跡

パノラマ銀座縦走

1日目 中房温泉〜合戦尾根〜燕山荘
2日目 燕山荘〜大天井岳〜常念乗越
3日目 常念乗越〜一ノ沢


今年の夏休みは8月12日〜18日と決定。
ただ、お盆の時期なのでどこに行くとも決めていなかった。
休みの後半を第一候補に山行計画を検討。
はじめに必ず見るサイトを覗くと・・・
8月14日午前3時58分 満月。
ISSも13日、14日と見られる。

混むのは仕方ないが、やはり13日、14日がベストか?
最初は岳沢1泊を考えていたが、
「どうせ行くなら2泊してくれば・・・」
という局長の言葉に甘え、北アにしずむ満月を期待してコースを決める。

出来れば、中房温泉〜大天井岳〜蝶ヶ岳〜上高地を予定するが、
たぶん、中房温泉〜燕岳〜常念岳〜一ノ沢になりそうな予感も・・・

ムーンライト信州(夜行列車)はあまり眠れないので、今回もさわやか信州号(夜行バス)。
さわやか信州号はネットで簡単予約ができるようになり、12日22:30新宿発があと2席で予約できた。

 

当日、新宿都庁下の駐車場に行ってみると、穂高・扇沢・白馬コースは5台だった。
定刻出発するも、お盆の帰省ラッシュは深夜も続き大渋滞のようだった。
休憩時間も短縮し、穂高に着いたのは午前4時50分過ぎ。
中房温泉行2台目のバスに乗り、午前6時前、中房温泉に到着。
コンビニ調達のパン1個半とコーヒー牛乳の朝食を済ませる。


トイレタイムに時間がとられ、出発は6時15分。
ここからの登りで今日はどこまで行かれるかが決まる。
今回は三脚があるので、前回の南アよりザックが重い。
最初からダブルストックでスタート。
11時までに燕山荘に着けば、先へ進めるかな・・・と思いつつ。

 

6:15 登山口スタート


6:45 第一ベンチ
 
7:12 第2ベンチ
 


7:45 第三ベンチ

小さい子が多い・・・6才の男の子。
 



8:26 富士見ベンチ

左に目をやれば、大天井岳と小屋が見える。
 
 


8:55 合戦小屋到着。

ここまで2時間40分。
特に急いだわけでもないが、トレーニングの成果か?

ここへきたらまずスイカ。
以前はなかったハーフカット400円で満足。

  




充分休憩をとり、9:10スタート
20分ほどで着いた合戦沢ノ頭では槍の穂先が雲に隠れている。
右手の燕岳の後ろにも黒い雲が湧いてきた。
   




山荘直下のお花畑で久しぶりの花の撮影。
花の写真は苦手。
ゼンテイカやリンドウがピンボケで没。

???ニガナ
 

エゾシオガマ
 

ハクサンチドリ
 

ハクサンフウロ
 

イブキトラノオ

???
 


10:25 燕山荘到着。
4時間10分。
ゴリラの見つめる先の槍ヶ岳は雲の中だった。
 
   
大天井岳は完全に雲の中。
縦走路からの景色もほとんど期待できない。
時間は十分、体力は・・・
行けないことはないが、初めてのテン場よりも居心地の良いここに引き止められる。
明日も確実に晴れるかどうかわからないし・・・とか勝手な理屈をつくり、ここにテントを張る。
早い時間なのにもう何張かは張られているテント場だが、いい場所を確保。
(今年はどこもテン泊が多く、ここも夕方には張れないほどだった。)
 
1L200円の水を買い、昼飯、コーヒータイムとのんびり時間を過ごす。
その合間にロケハン(笑)

コマクサはだいぶ痛んでいるがまだまだピンクが広がる。
(上の写真のゴリラの手前も・・・)
歩き回るついでに白いコマクサ探し・・・
今日は2株見つけた。
 
   

 

燕岳は半分ガスの中。

 

裏銀座方面も何とか見えている。

            

小屋前のベンチが混む前に夕食。
今回は水が貴重なルートなので、パスタは止めて、レトルトカレーとパン、オニオングラタンスープ、ポテトサラダ。
カレーは新宿中村屋のインドカレーベジタブルがスパイシーでお気に入り。
(どれも絵にならないので写真はなし)

 

時間とともに雲は厚くなる。
夕焼けを期待して西の空が見える位置で粘るが・・・

 
18:30 うっすらとブロッケンが出現。
何人かが気が付いて小さな歓声が上がる。
しかし、雲は切れず、夕焼けもこれが限界。
ちょっと残念。
 
 

 

ISSが見えるのは20:15。
しばらくテントで横になり、19:45、外に出るも満天の雲(なんて言い方あるか?)
あきらめて、靴下も脱いで完全就寝体制でシュラフにもぐりこむ。
                    
しばらくすると・・・
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