北アルプスに魅せられて                                    山の靴跡

大天井岳

2012年7月31日〜8月2日

1日目 中房温泉〜合戦尾根〜燕山荘〜大天井ヒュッテ
2日目 大天井ヒュッテ〜大天井岳〜大天荘
3日目 大天荘〜常念乗越〜一ノ沢


今年の夏山は早くから、昨年行きつけなかった「槍と満月」に決めていた。
今年の夏は8月2日と8月31日が満月。
月の沈む方向と、月の入り時間、日の出時間を調べる。

あらかじめ8月2日の週の夏休みを予告しておいたが、1週間前の天気予報で確定。
「さわやか信州号」も月曜夜出発なので満席ではなかった。

 

午前4時半。
穂高駅に着くとタクシーが相乗り客を待っていた。
同じバスでは中房行が5人だったが、
すぐに関西からの便が到着し、
今年はタクシーで中房へ。(2000円/人)

夏の合戦尾根は4回目なので緊張感が薄い。
午前5時35分、1462mの登山口を出発。

 

花(や蕾)を見ながら、6:10 第1ベンチ到着。






6:20 登山道に朝日が差し込んできた。
暑くなりそう・・・



合戦小屋への荷揚げケーブルの下をくぐり、
6:40 第2ベンチ(1820m)



7:15 第3ベンチ
7:55 富士見ベンチ



富士見ベンチの標識の上方に富士山が見えている。
夏にここから富士山が見えたのは初めて。
しかもかなりクリアー!



さらに15分ほど登ると八ヶ岳もクッキリ!



8:35 合戦小屋到着、ちょうど3時間。
今年は小屋泊なので荷が軽いからか・・・

スイカはハーフサイズ。
今年のハーフサイズは値上げで500円。
しかし一つは食べられないのでこれで十分。

しっかりのどを潤し、あとひと踏ん張り・・・
いや、今日はその先まで行くからあとふた踏ん張りだ!



合戦沢の頭では槍ヶ岳がくっきり見える。
大天井岳も・・・結構遠いな・・・

トンボがたくさん飛んでいて、写真にもレンズの汚れのように写ってる。


途中では、富士山〜甲斐駒〜北岳 燕山荘・・・近く見えるけどまだ30分以上かかる。



花を見ながら・・・
アオノツガザクラ
カラマツソウ


ハクサンフウロ
テガタチドリ?
 

10:05 燕山荘に到着。
4時間30分・・・荷物が軽い割には時間がかかった。
トレーニング不足というより、体力の減退かな。

ベンチでコーヒータイム。
同じベンチの二組が目的地が同じ大天井ヒュッテ。
二組とも中房温泉前泊だそうだ。

燕山荘に到着すると目に飛び込む裏銀座
(クリックでパノラマビュー)



10:20 大天井ヒュッテをめざし出発。
槍ヶ岳を見ながら、文句ない縦走路。


蛙岩を過ぎるころから、太腿が攣るようになってきた。
一気にペースダウン、だましだまし進む。
11時を過ぎ、信州側からガスが上がってきたが、槍穂の景色はばっちりなので気持ちいい。

 

11:40 大下りの頭

 

しばらく槍穂と別れ、花を見ながらゆっくり前進。

ハクサンチドリ


???
 

 これは・・・(マウスオン)チシマギキョウ

 ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)


???


 コマクサ


ハクサンシャクナゲ

イワツメクサ


君は誰だ???カメノコテントウというらしい。
 

            

足に負担がかからないよう、ゆっくり歩き、13:25 喜作レリーフのある切通岩に到着。

常念と槍の分岐点あたりは薄いガス。
夏なのでいたしかたないか。

 

しかし、その分岐点に着くころはガスが消え、夏には珍しく午後も晴れわたってきた。

燕山荘からの稜線



これから向かうトラバースルート



ミヤマダイコンソウとクルマユリの出迎え
 

 

14:30 無事到着。
向こうに見えるピークが牛首展望台2766m
槍の絶好の展望台のようだ。

燕山荘から4時間・・・情けない。
しかし、夜行で来て中房からここまではちょっときつい。
もう2度と無理だろうな。

コーヒータイムの後、夕食の5時まで一休み。
夕食はとんかつ・・・
だが、疲れすぎ半分ほどしか食べられない。
 
                    
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