北アルプスに魅せられて                                    山の靴跡

岳沢周回

2012年9月14日〜16日

1日目 上高地〜岳沢小屋
2日目 岳沢小屋〜天狗のコル〜ジャンダルム〜奥穂高岳〜穂高岳山荘
3日目 穂高岳山荘〜奥穂高岳〜吊尾根〜重太郎新道〜上高地


天狗のコルからジャンダルムまで標高差360m。

 

8:40スタート。
 ジャンダルムの足元、コブの頭までは目印の白ペンキを見失わないように進む。

 

ナイフリッジのような個所もあるが、基本的に登りなので3点確保をしっかり守れば怖いことはない。
天狗のコルからひと登りしたところで振り返る。
コルは見えず、向こうのピークに人がたっているのが見える。
西穂から来たグループが天狗ノ頭で休憩しているようだ。


こんなトラバースも・・・左側はすっぱり切れ落ちている。
スタンスはしっかりしているが、手の高さにホールドがないので、岩に体が近づいてしまう。


上部に鎖のあるルンゼ。
奥穂から来た二人組の後ろに3人パーティ。
3人のほうはロープを出しているので時間がかかる。


10:00 ここを登ったところでルートが見つからない。
右も左も巻くルートはない。
左に行った時に岩に頭をぶつけてちょっと傷。
(オンマウス)
この岩の上に丸印があった。
が、岩の右は通れないし、左は切れ落ちている。
慎重に上に登って向こう側に・・・


渡って振り返るとこんな岩。
丸印のあたりを乗り越えた。


一瞬、岳沢側のガスの切れ間に小屋の赤い屋根が見えた。

              

10:15 コブの頭到着。
この時間になるとガスの中に入ってしまった。
こちらから見るジャンダルムはこんな形。
山頂に3人の登山者が見える。
ジャンダルムは左の飛騨側を回りこんで登る。
奥穂へは右の信州側を回る。
(オンマウス)


10:30 ジャンダルム登頂。
この時だけロバの耳がうっすら見えていた。
山頂標識と一緒にお花に水をやっている天使がいる。
(オンマウス)
山頂は空いていたので、スープとポテトサンドのエネルギー補給。
20分くらいすると西穂から来た2グループが来たので先に進む。

ここから先がロバの耳と馬の背の難所。
ロバの耳の通過は覚えていない。
写真でルートの雰囲気を・・・


11:32


ここから真下(と思える方向)に下りる。
たぶんここが一番の難所と教えられたロバの耳からの下降。
先行する男性にステップの位置を教えてもらう。



ここから30分くらい何回かの上り下り。
登りは比較的楽だが、下りはどこも厳しい。
鎖やボルトはどこにもない。
ここもほぼまっすぐ降りている。
(オンマウスでここにも登山者)
 

 

12:25 馬の背
矢印が左を向いているの巻いていくのかと思ったら、トップの位置に二人いる。
一人が大きな声で
「奥穂からピストン出来たが、ここで戻るので登ってください。」


登りは本当にナイフリッジで、両側とも切れ落ちている。
ここは登りならいいが、下りは何ともいやな場所だ。




馬の背を越えたところ。
この二人も西穂から。
大分離れていたのに追いつかれた。
12:50 奥穂高岳到着。
岳沢小屋からちょうど7時間。


ちょうど雨粒が一つ二つ落ちてきたので、
穂高岳山荘に向かう。
 

  

連休初日の山荘は大混雑。
布団1枚に二人、食事は2回戦目以降と言われた。
着替えをし、ロビーのソファでコーヒーとつまみで休憩。
そうこうするうちにかなり強い雨が降ってきた。

ロビーは人であふれ、
座るところがないので床で休む人がいっぱい。
一度部屋に戻り狭いところだが横になる。
夕食は17:40の2回戦、その後5回戦まであった。
雨が止んだ食後、外に出てみると
テラスはテントでいっぱいになっていた。
 

 

3枚の布団に5人。
9人の部屋は毛布もいらない暑さだった。
明日は雨にならなければ、岳沢周回の残り半分。

 

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