北アルプスに魅せられて                                    山の靴跡

大菩薩嶺

2005年6月21日
上日川峠〜福ちゃん荘〜大菩薩峠〜雷岩〜大菩薩嶺〜雷岩〜唐松尾根〜福ちゃん荘〜上日川峠

梅雨入り間近、Sugiさんから大菩薩のお誘いメールをいただいた。
ジャンさんとtomoさんが遠征するそうだ。
さらに下山後、ビアマウントに足を伸ばすようだ。

昨年、ジャンさんとSugiさんの大菩薩レポを見たときから行きたかったところなのでとても楽しみだ。
しかし、すぐに梅雨入りし、1週間前からの天気予報は雨。
直前の日曜日になっても傘マークは消えなかった。
今回は中止かな・・・

ところが、前日、天気予報は晴れに変わった。

中央高速を勝沼ICでおり、塩山に向かったところで、
バックミラーに映ったのは、見覚えのあるSugiさんの車のようだった。
カーナビどおりに左折すると、その車は直進。
地図を確認すると、ショートカットで行けるようだ。

「大菩薩峠」との表示のある店の角を右折すると、その先は急に細い道だ。
ちょっと心配になり、路肩に車を止め、店のおじさんに聞くと、この道で間違いない。
と、そこにSugiさんの車が来た。
迷わず先に行ってもらい、安心して後からついて行く。

ロッジ長兵衛のテーブルでは既にジャンさんとtomoさんが一服中。
ホーリーさんとTAKAさんも到着していた。
梅雨の最中とは思えない青空が広がる駐車場に全員集合。
Sugiさんが、こっちに南アルプスが見えるはずなんですけど・・・
と、残念そうに解説してくれる。

午前9時、予定通りの時間に出発。
今回は大菩薩峠からまわるそうだ。

 


Sugiさん、ジャンさん、tomoさんが先頭を行く。
無理に追いつこうとすると
バテるのは目に見えているので、
写真を撮りながら、マイペースで進む。



 

ルートタイムどおり25分で福ちゃん荘に到着。
「2002.9.12 皇太子様 雅子様 御休憩所」
の木札が掲げられている。

大菩薩安全祈願と彫られたお地蔵様が
かさを被って立っている。

案内図でこれからのコースを確認し、出発。
案内図には表登山道と記されている。

(クリックすると大きくなります。)

 

眩しい日差しが木の葉越しに落ちてくる。
富士見山荘の前をとおり
(営業していないようだった。)
オレンジ色に咲いたつつじの脇を進む。

まもなく、沢に架かった木橋をわたる。
先ほどの案内図には
「姫ノ井沢」とあったが、
水はとても冷たかった(ようだ)

 

今日は、花に詳しいホーリーさんがご一緒である。
いつもなら家に帰ってから調べないと解らない花の名前がその場で解る。
マイヅルソウ
ミヤマハンショウヅル

 

樹林をぬけたところにベンチがある。
ちょうど良い休憩ポイントだ。

見上げると、そこには緑の上に青空と白い雲。
とても、梅雨の最中とは思えない空だ。

一休みのあと、大菩薩峠まであと一登り。
道端には小さな花が見える。

 

ベンチから10分ほどで
大菩薩峠に到着。
峠には介山荘が立っている。

ここにも案内図があるが、
こちらはちゃんとした地図だった。


(クリックすると大きくなります。)
山頂方位盤を確認するジャンさんとSugiさん。
今日は遠望は利かないが、
富士山、南アルプス、八ヶ岳から
三頭山・大岳山・御前山の奥多摩三山まで見えるようだ。

是非、もう一度来てみたい。

(クリックすると大きくなります。)
さぁ、次は大菩薩嶺を目指し、稜線歩きだ。
まず向かうのは目の前に見える岩場「親不知ノ頭」である。

 

岩の上に立ったところで、tomoさんが
「こっちにはもう戻りませんよね。」
と、介山荘を見下ろす景色をカメラにおさめている。

撮った画像を確認するtomoさん→
見ているパノラマはこんな感じです。
(クリックすると大きくなります。)
大菩薩嶺までの稜線はこんな感じです。
(クリックすると大きくなります。)

 

少し下ったところが、賽ノ河原と呼ばれるところで、
岩屑が堆積している。
明治時代の初め頃まではここが実際の大菩薩峠だったそうだが、
遭難する人が多く、現在の峠に道が付け替えられたそうだ。
ここには避難小屋が建っていた。

 

ここを過ぎたあたりから、サラサドウダンツツジが綺麗に咲いている。
足元にも、よく見ると花が見つけられる。


サラサドウダンツツジ

ツマトリソウ

フデリンドウ

 

2000年に設置された標高2000mの
標識の脇をとおり、ちょっとした岩場を登った先、
木陰のあるところで昼食タイム。

しかし、虫が多い。
ホーリーさんに借りた虫除けスプレーのおかげで、
体にはついてこないが、
口に入ってしまった人も?・・・

 

食事のあとは雷岩を過ぎ、
大菩薩嶺山頂へ。
しかし、ここは展望もなく、
集合写真を撮り、
来た道を引き返す。

このとき空に急に雲がひろがった。

 

陽射しのなくなった道を雷岩から上日川峠に向け、
唐松尾根を下る。

しかし、陽射しはすぐ戻ってきた。

 

この下りでも、花が見つかる。

ササバギンラン

キンモンソウ

サラサドウダンツツジ

午後1時前、長兵衛ロッジに到着。

このあと、今日の本命、高尾山ビアマウントに移動である。
局長は新しい家族チャラが心配なので先に帰るため、Sugiさんの車に同乗させてもらう。

ジャンさんとtomoさんは八王子のホテルに寄ってから現地集合の予定。
ホーリーさんTAKAさんの車と2台で、一路高尾へ。

高尾山ビアマウントへ








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