大キレットを越えて
2005年7月20日〜23日
1日目 上高地バスターミナル〜徳沢〜横尾〜槍沢ロッジ
2日目 槍沢ロッジ〜天狗原〜横尾尾根〜南岳〜南岳小屋
3日目 南岳小屋〜大キレット〜北穂高岳〜涸沢〜横尾山荘
4日目 横尾山荘〜徳沢〜上高地バスターミナル
昨年、槍ヶ岳から南岳を縦走した時に覗き込んだ大キレット。
そのとき、来年は必ず挑戦したいと考えていた。
早速DVDを購入し、また、たくさんの大キレット越えのレポを見る。
お盆の時期は混雑するので、時期は梅雨明けすぐ。
荷物を少なくするため、小屋泊まり。
7月1日、土砂崩れで国道158号線が沢渡の手前で通行止めとなった。
上高地へはいつも新宿発23:00の夜行バス「さわやか信州号」を利用している。
乗鞍、白骨温泉を経由するのでいつもより1時間以上時間がかかるらしい。
直前まで迷ったが、梅雨明けもしそうなのと、逆に人も少ないかと15日に予約の電話をした。
いつものとおり新宿駅を23:00に出発したバスは 乗鞍高原に朝6時前に着いた。 2月に来た時にはここからは見えなかった乗鞍岳が 今朝ははっきりと見える。 今日は天気が良さそうだ。 ここでバスを乗り換える。 6時15分発と聞いていたが、少し早めの出発となった。 |
ここからバスはスーパー林道を通り、白骨温泉へ向かう。 この道はすれ違いが出来ない部分が何ヶ所かある。 誘導員の指示に従い片側通行となるが、 朝早いこの時間は渋滞もなく通過できた。 しかし、途中2ヶ所のカーブではバスは曲がりきれず、切り返しを行う。 片側は切り立った崖・・・怖い。 その後、7月2日に開通した新しい釜トンネルをとおり、 バスターミナルには午前7時に着いた。 上高地バスターミナルも新しい建物に変わっている。 |
今日は穂高連峰も綺麗に見えている。 いつものとおり、ベンチでおにぎりを頬ばり、 お湯を沸かしてスープを飲む。 午前7時35分、出発。 今日は槍沢ロッジまでの予定なのでのんびり出来る。 |
2月にテントを張ったあたりを通過する。 このベンチがあった辺りだろうか。 今朝は人も少ない。 明神館前では明神岳も綺麗に見えている。 ここからは登山道脇の花を楽しみながら徳沢に・・・ もちろんソフトクリームです。 |
センジュガンピ |
ウツボグサ |
モミジカラマツ |
ヤマオダマキ |
ここから横尾までの道も花がいっぱいで飽きることがない。 さらに目の前にサルが出てきた。 |
マイヅルソウ |
エゾムラサキ |
ソバナ |
ショウキラン |
横尾を過ぎてからもほとんど平坦な道が続く。 針葉樹林の中を抜け、沢沿いに出たところで、 槍が見えるポイントを見逃さないように進む。 前回、帰りに見えたので、 今回はすぐに見つけることが出来た。 一ノ股、二ノ股の橋をわたる間も 両側には花が切れない。 槍沢ロッジの手前には、 小さいながらも水力発電設備があった。 |
(マウスを乗せて。) |
ギンリョウソウ |
オオウバユリ |
シロバナクモマニガナ |
ゴゼンタチバナ |
アザミ |
エゾシオガマ |
グンナイフウロ |
ベニバナイチヤクソウ |
サンカヨウの実 |
クルマバツクバネソウ |
12時40分、槍沢ロッジに着いた。 宿泊申し込みをし、 1時までの昼食時間に合わせ、ラーメンを食べる。 部屋に荷物を運び、外に出てコーヒータイム。 槍沢ロッジでは、 夏の間はサンダルを置いていないそうだ。 夜行バス用に持ってきた ビーチサンダルが大活躍である。 ヘリポートまで行くと、しっかりと槍の穂先が見えた。 |
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槍沢ロッジには風呂がある。 もちろん、石鹸やシャンプーは使えないが、 汗を流せるのはありがたい。 さっぱりしたあとでの夕食はおいしい。 夕食後はすることもないので、横になってしまった。 |