北アルプスに魅せられて                                    山の靴跡

富士山8合目

2007年5月8日

 富士宮登山口〜六合雲海荘〜新七合(六合五勺)〜七合〜八合〜一気に下り

5月になって位ヶ原へのバスが運行されたら、乗鞍に行きたいと思っていた。
ひとりではちょっと心細いので、毎年、乗鞍に出かけているジャンさんにメールしてみた。
やはり今年も予定しているそうだ。

さらに、5月8日に計画されているSMDCの富士山滑降に尻セード部が同行するらしい。
急遽、こちらにも同行させていただくことにした。

 

尻セード部部長(勝手にそう決めました)えびさん、相談役かばさん(こちらも勝手に決めました)と午前5時に待ち合わせ。
さすがに平日早朝の東名下りはすいており、予定通り2時間で五合目に到着した。
駐車場に着く前にジャンさんから、五合目のトイレは使えないとの連絡があり、時間の余裕もあるので一度下に降りる。

 

高鉢駐車場に行くと、ジャンさんたちもここにいた。
朝食とトイレを済ませ、一緒に五合目に向かう。

 

テレマーカー8名大集合 記念撮影 ←を狙うSugiさん

 

見上げれば、8合目の小屋と右下に7合目の小屋が見える。

 

標高2400m
8時30分スタート。
ブル道を進みこの雪渓に入る。
標高2500m
8時50分。
六合目雲海荘に到着。

 

ここからは越前岳・愛鷹山が下に見える。
春霞でちょっとかすんで見える。
(クリックで大きくなります。)

 

小屋の裏手の雪上で一休み。

  

タンクトップでも寒くない?
ヤッケをスキーに被せ・・・

 

トップの二人は速い・・・
上から八合、七合、新七合(六合五勺)の小屋が並んで見える。

 


トレースのあとを忠実にたどる。
あと一息・・・

標高2780m
午前10時
新七合(六合五勺)ここでアイゼン装着
(雪に慣れているみなさんは8合目までアイゼンなしでした。)

 

マイペースで登る部長と相談役。

 

標高3010m
午前11時20分。
七合
ちょっと頭が痛くなり始めたので、ここで酸素吸入。
何となく効いているようだ。

この時、尻セードで下る二人に遭遇。
この斜面でもなんとかなりそうだ。
15歩進んで、呼吸を整え・・・
この繰り返し
直登なのでぐんぐん体は上がるがきつい。

あと少し・・・
でも、遠い・・・


  

標高3250m
12時30分。
八合目ビアガーデン
皆さんに遅れること30分。
ベンチがしっかり作られていました。



今日のおつまみ、焼きはんぺん
厨房の料理長(笑)
いわしの丸干し


眺めは抜群・・・
そのはずです、こんな斜面ですから。

 

下に見える宝永山の稜線に残る白い線のような雪が綺麗だ。
この急斜面がテレマーカーたちのゲレンデ。

(クリックで大きくなります。)

 

七合目あたりから少し風が出てきて、ここでは思わずダウンを着てしまった。
のんびりしたあとはいよいよ下り。
スキーはビアガーデン前の斜面を下り、途中で登ってきた斜面に移るようだ。
この斜面を下るのは怖いので、登ってきたルートに向かう。
少し行くと、先ほど見かけた二人の尻セードの跡があった。
前の人が止まれたなら、なんとかなるだろうと、ここからは尻セード。
滑り出すとかなりスピードが上がる。
ピッケルを雪面に打ち込んでも、ほとんどスピードは緩まない。
足を使ったり、体を捻ったりでスピード調整する。
あっという間に七合に到着。

このあたりから雲が流れるようになった。

 

ここでテレマーカーを待っていたが、だいぶ雲が多くなり、ひとりは不安なのでさらに下る。
ここも尻セードであっという間に新七合(六合五勺)。
カフェでマタ〜リ中の部長、相談役と合流する。

 

そして、今日のメイン、テレマーカーたちの滑りです。
(申し訳ないのですが、おひとり撮れませんでした。)

 

クリックで大きくなります。


















おまけ(滑落ではありません)
スピードが怖くなってこんな格好に・・・


モデル:副長
撮影:ジャンさん

正しい尻セードはこうでしょう。

モデル:相談役
撮影:部長

毎年行っているSMDCのメンバーと、快晴微風の天気と、凍ってない雪の状態・・・
ひとつでも欠ければ、8合目など目指せなかったでしょう。
気軽に行ける場所では決してありません。

みなさん、どうもありがとうございました。


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