北アルプスに魅せられて                                    山の靴跡

金時山 3

2006年12月3日
地蔵堂〜足柄峠〜金時山〜夕日の滝〜地蔵堂

毎日の階段の昇り降りの成果と、サポートタイツの具合をみようと近場の山を探す。
富士山の見える山で楽なところ・・・
いままで2度とも富士山に会えなかった金時山に行くことにした。
今回は足柄峠から登ることにする。

三度目の正直となるか、二度あることは三度になるか・・・

 

午前5時。
まだ暗い空に、雲がたくさん浮かんでいるのが見える。
時間とともに消えることを期待して出発。

楽な山がいいといっても、ピストンではつまらない。
地蔵堂に車を停め、足柄古道を通って足柄峠に向かい、帰りは夕日の滝に回ることにする。

地蔵堂に向かう分岐点にこんな立派な案内図がある。
(マウスオン)
今回は黄色のトイレのあるPがスタート地点。
案内図の右には金太郎の話が書かれ、
左側にはダイヤモンド富士の説明と、夕日の滝の云われが書かれている。

地図の中にそれぞれの地点のダイヤモンド富士の日にちが書かれていた。
ちなみに、金時山 5月10日 8月 2日        
       足柄峠 4月22日 8月21日         
       矢倉岳 4月15日 8月28日 だそうです。

 

午前6時50分。
地蔵堂の駐車場にはまだ1台の車も停まっていない。
←駐車場にはこんな立派なトイレがある。
もちろん水洗でした。

地蔵堂の前を通ると、標高415mの表示があった。
金時山は1213m。
・・・標高差800m・・・
ちっとも楽じゃない・・・誤算(笑)
まずは足柄古道を峠に向かう。

 

ちょっと振り返ると矢倉岳が目の前に見える。
右下の大きな紅葉は確か「金太郎の紅葉」という表示があった。

 

まずは車道を10分くらい歩く。
すると、車道脇に足柄古道の表示が現われる。

このころ、やっと太陽の光が射してきた。

車道を横切ること4〜5回で四阿にでる。
ちょうど屋根の上に金時山が聳え、
その上の空は
雲が多いながらも青空が覗いている。

ここに足柄道の解説の標識がある。

「足柄道と名付されたのは、
大化の改新(645年)頃で、
大和朝廷はこの道を官道と定めました。・・・」

そんなに古いとは知らなかった。

       

車道を横切り、石畳の道に入る。

「源頼光の腰掛石」の標識があったが、
どの石がそれか、わからなかった。

次に車道に出たところが足柄の関跡。

ここにあったのが「おじぎ石」
「旅人がこの石に手を付いておじぎをし、
手形を差し出した。」

このあと、足柄城址遊歩道を通り、
金時山への分岐に向かう。

            

足柄峠午前8時。
標高760m。
ここまでで、350m登ってきたことになる。
あと450mか・・・

目の前に金時山を見て林道を進む。

しばらく歩くと金時山にガスが掛かってきた。
西にはもちろん富士山は・・・見えない。

林道終点に着いたときには
空からパラパラと白いものが落ちてきた。

 

足柄峠からは緩やかな登り。

さらに林道を進む。
道の脇には霜柱が残っている。

しばらくすると階段と鳥居が現われる。

ここから急登の始まりだ。

    

先を行くワンちゃんが上手に階段を登っていく。

←階段の最後の手摺にこんな表示があった。

このあとアルミ製の階段が11出てきた。
それぞれ干支の絵がついている。

きつい登りが結構楽しめた。

そして、最後の階段の手摺にはあと5分の表示。

 

山頂で見えたのはこんな景色。

このあとどんどん雲が増えていった・・・

  

昼はコンビニのおにぎりと味噌汁。
味噌汁はボリュームたっぷりであったまる。

少しの陽射しに犬が日向ぼっこ。

 

このあとすぐに陽射しがなくなり、景色も見えないのですぐに下山。

下山途中に気がついたこの金太郎のマサカリはしっかりしていた。
(山頂の金太郎のマサカリは錆びていたようだ。)

 

下りは猪鼻砦跡の分岐で夕日の滝に向かう。

途中何度か細い沢を渡り、ついたのがこの滝。
高さ23m、幅5m。
「夕日の滝の名称は、夕日に映えるその美しさからきているようですが、
説によると毎年1月15日に太陽が、滝口の中央に沈むのでその名がつけられたと伝えられています。」

 

この辺りには、金太郎の生家跡地や金太郎遊び石などいろいろなものが残されている。

   

そして、足柄大橋の欄干にも・・・

  

  

どうも金時山は相性が悪いようです。 これで3回も富士山に会えませんでした。

 

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