北アルプスに魅せられて                                    山の靴跡

金時山

2003年11月16日
公時神社〜金時山〜矢倉沢峠〜金時山登山口

前日、鍋割山の鍋焼きうどんと週のはじめに決めていたが、あいにくの天気で中止。
翌日の日曜は天気回復の予報。
鍋焼きうどんはまたの機会にして、ピカリ♪さんの呼びかけの金時山に行くことにした。
日曜の箱根方面。
車では時間が読めないので慌てて時刻検索。
箱根湯本から乙女峠行きのバスに合わせる事にした。

朝おきてみると良い天気だ。
西の空の雲がちょっと厚いのが気になるが、昼には晴れてくるだろう。
小田急線新百合ヶ丘、朝7時。
空いているだろうとの期待は裏切られ、ほぼ満席状態。
このまま立っていくのは辛いな、と思ったが、町田で座れ、ほっと一安心。
ほとんどが登山姿。
しかも、数人が丹沢方面で下りただけで残りは終点までだった。
これは、バスも混むだろうと、バス停に急ぎ、公時神社までの切符を買う。
8時25分発のバスに無事着席。
バスの中は10数名の団体が乗っていた。
座れない人たちはこのあと20分後に出るバスを待つようだ。

宮城野を過ぎたあたりから日差しがなくなってきた。
20分ほどで公時神社に到着。
下りたのは私一人。
バスの乗客は全員乙女峠から登るようだ。
ゴルフ練習場の脇を通り、神社に向かう。
鳥居脇の駐車場は既に満車かな?
車内に一人男性を見つけたが、
後で聞くと、この方がどうやらROCKYさんだったようだ。
まだ早いし、初めての道なので
うろうろ写真を撮りながら先に登っていようと、
まずは公時神社におまいりをする。
公時神社入口

 

鳥居 まさかり 本殿

本殿脇の一本がわずかに紅くなっていた。
本殿脇の紅葉

石碑 神社の脇を抜け、
いよいよ登り始める。
登山道の脇には
何とかいてあるのか読めないが
石の碑文が建っている。
金時山ハイキングコースだけあって
歩きやすい道だ。
登り始めの道

この道沿いには金太郎伝説の石が各所にあるようだ。

まずは「金時蹴落石」の表示。
すぐ下に苔むした
いくつもの小さな岩があった。
一応写真に収めたが、少し奥に行くと
縄のかかった大きな岩があった。
この岩を落とした音に驚いて
猪が死んでしまったのか。
(山頂の解説版より)
金時蹴落石入口 金時蹴落石
次にあらわれたのが
「金時神社奥の院入口」
遠かったら戻ろうと思って進むと
すぐにあった。
社かと思っていたが、
やはり大きな岩だ。
その前に石の賽銭箱が置いてある。
さらに進むと今度は
「金時宿り石」
金太郎がまさかりで
割ったのだろうか。
宿り石標 金時宿り石

 

痛んだのぼり道 のぼり 金時宿り石をまわりこんだあたりから、
道は多少険しくなり、また、削られている。
たくさんの人たちが歩いているようだ。
この頃から、ガスが出てきた。
登山道脇には名残の紅葉が…

 

ガスがなければきっと見晴らしの良い道を進む。
矢倉沢峠からの道との合流点で一息つくが、
やっぱり、全く眺望はなし。
少し離れると、人影も薄くなってしまう。
一度、平坦になったところを進み、
最後の階段があらわれた。
このあと、岩場となり、あっという間に山頂に到着。
ガスが濃い道 最後の登り

金時山山頂

山頂は強風とガスの中だった。
しかし、人は多い。
ピカリ♪さんたちが到着するのにはまだ時間が早い。
金時茶屋のみそ汁と
持ってきたおにぎりで先に腹ごしらえをすることに。
しかし、これが大誤算だった。
金時茶屋

中は満席だったが、皆何か食べている。
すぐできるだろうと、みそ汁を頼み、バッジを買った。
しかし、なんと21人の団体がみそ汁を注文しており、
それを出し終えてから、ということで、20分近く待たされてしまった。
できたみそ汁を受け取って外に出る。
一口つけたところで前を見ると…
ROCKYさんだ。
おなじみの帽子を被った長身がすぐに目に入った。
「ROCKYさんですよね。」と声をかけ、
ピカリ♪さん
いく@しずおかさんを紹介していただく。
しかし、強風の中、みそ汁を先に食べてしまうことにしたが、
その後、なんとなく声がかけづらく、周辺の写真をとる。

山頂の祠 まさかりかついだ金太郎 山頂には3つの祠があるようだが、
一番大きなものを写真に収める。
潤平さんの金時山のレポで見た、
金太郎を発見。
道標の上にチョコンとのっていた。
まさかりの柄が曲がってしまっている。
山頂には似つかわしくない
黒猫と、はとを発見。
はと
黒猫

山頂は相変わらずガスと強風の中。
まわりの景色も全く見えない。
自己紹介もしたし、先に下ろうかと声をかけに行ったところ、
「潤平さんも来てるよ。」といわれ、ビックリ。
好きな女の子の前に出た中学生状態になってしまい、何を話したのか覚えていない。
ワインをいただき、みんなの話を聞く。

あっという間に時間が過ぎ、
足柄に下る潤平さんとはここでお別れ。
ピカリ♪さんたちと一緒に矢倉沢峠に下ることにする。

下山路は大渋滞。
ツアーの団体が前にいて
たびたび立ち止まらなくてはいけない。
最後尾から進み、下山の様子をパチリ。
下り 渋滞

 

景色が見えてきた。 しばらく下ると、ガスが薄れてきた。
今日はじめての眺望。
明神が岳や芦ノ湖が見えてきた。
芦ノ湖
明神が岳

 

さらに下ると、
ますます景色がはっきりしてきた。
立ち止まってカメラを構えたり、
景色を眺めたり…
花の季節は終わっていたが
いくつかの花にも出会えた。
? りんどう あざみ

 

やがて、矢倉沢峠に到着。
暑くなってきた。
矢倉沢峠のベンチ

今下ってきた方向を見上げると、いい天気になっている。

 

この後、ほんのひと下りで、
別荘地内の舗装路に出た。
やっと話しやすくなったころ、
あっという間に登山口に到着。

公時神社駐車場に戻る皆さんとは
ここでお別れである。
とても楽しかったです。
是非またご一緒したいですね。

金時山登山口

さて、国道に出てみると、箱根湯元方向はかなりの渋滞。
仙石のバス停は10人ほどのバス待ちの列である。
程なく来たのは、強羅行き。
金ちゃんパスでは乗れないらしい。
来る時買わなかったのがここで幸い。
一人で乗車。
強羅駅から、満員の箱根登山電車で箱根湯本へ。

始発の小田急線で座って帰れました。

富士山には会えませんでしたが、皆さんにお会いでき、最高の山行でした。

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