北アルプスに魅せられて                                         街の風景

百草園

2004年1月25日

朝起きてみると青空が広がっている。
一瞬、山へとも思ったが、やはり前日から決めていないと早いスタートが出来ない。
そこで、先日、日野に行った帰りに寄ろうとした百草園に行くことにした。
その時は駐車場がないのを知らずに寄ってみたが、本当に停める場所が近くにない。
今日は買い物にも行きたいので、車を聖蹟桜ヶ丘に停め、そこから歩いて行った。

百草園は
「江戸時代の享保年間(1716年〜)、
小田原城主大久保公の室、寿昌院殿慈覚元長尼が
徳川家康の長男・岡崎三郎信康追悼のために松連寺を再建し、
それに伴なってつくられた庭園です。
明治初期に廃寺となり、地元出身の生糸商人が所有し、
昭和32年に京王電鉄に移管され、現在にいたっています。」
−京王百草園ホームページより−

 

裏道 聖蹟桜ヶ丘から
しばらく川崎街道沿いを進み、
やがて住宅地に入る。

天気は最高だ。
春の芽吹きや、野鳥が囀る。
テディベア? 門に埋め込まれたぶどう
芽吹き 野鳥・・・種類は?

 

百草園入口 坂道を登り、40分ほど歩いて
百草園に着いた。

入口を入ってすぐのところに
藁細工の梅と福寿草が・・・
藁細工の梅と福寿草

入口を入ってすぐにロウバイが良い香りを漂わせている。
ソシンロウバイ、満月ロウバイ、唐ロウバイの3種57株が満開である。

満月ロウバイ 満月ロウバイ

梅にはまだ少し早いようだ。
それでも早咲きの梅がチラホラ咲いている。

八重寒紅(やえかんこう)
極早咲き

 

蓮久(れんきゅう)
早咲き
後の茅葺の建物は松連庵(しょうれんあん)
まだ一分咲くらいでしょうか。

 

未開紅(みかいこう)

 

園内にある茶室
「三檪庵」(さんれきあん)
秋田杉の無垢材がふんだんに使われた
本格的茶室。
茶会や句会、歌会に利用できる。

 

園内には他にも春を感じさせる花が・・・
福寿草 水仙 寒咲アヤメ

 

江戸時代の文化、文政(1804〜29)の頃は、多くの文人、茶人がこの地で句会や茶会を開いたそうだ。
園内には松尾芭蕉の句碑等が立っている。
芭蕉天神
三沢下郷の篤学農民
土方誠介(文政7年〜大正3年)が
学問の大切さを
子孫に知らしめるために祀った。
松尾芭蕉句碑
「春もやや
希し紀(けしき)調う(ととのう)
月と梅」

他にも
「くたびれて
宿かる頃や
藤の花」
の句碑も。

 

雪吊り 雪囲い ガマ

 

園内を散策していると
シジュウカラさんに遭遇。
残念ながら本物ではありません。(笑)
でもメジロが・・・

 

百草園の隣接には百草八幡宮がある。
一度園を出るが再入場が可能。
でも、出入り口には誰もいませんでした。
帰りは七生丘陵散策路を通って百草園の駅に向かう。
坂を下りたところが大宮神社。
その入口に案内板があり、
散策路はここを起点に、
百草園を通って、多摩動物園まで続いている。
今度歩いてみてもいいかな。

帰りに山用品店により、局長の軽アイゼンを買いました。
次は雪の散策に行けるかな?

 

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