北アルプスに魅せられて                                         街の風景

MT. RAINIER TOURS

2005年8月14日

シアトルのダウンタウンからも天気が良いとよく見えるMt.Rainier。
富士山と同じ独立峰で、標高・4392m、大小あわせて70以上の氷河が流れる。

出張中の休日の1日を利用し、日帰りバスツアーに参加した。
日本語でのツアーもあるが、今回は値段が安いのと、こちらの人が前に使ったことがあるので、英語版。
(ちなみに$73、日本語ツアーは$200)
24人乗りのマイクロバスで、それぞれのホテルでピックアップしてくれる。

午前7時10分。
(サマータイムなので、日の出が午前6時30分、日没が午後8時30分くらい)
ホテルのロビーで待っていると、外にバスが着いた。
既にケンタッキーからの家族と、マイアミの男性が乗っている。
このあとも、ダウンタウンのいくつかのホテルを回り、空港近くのホテルでもピックアップ。
アメリカ全土から合計19名の参加者だった。

あとでいろいろな場所で撮ったものですが、こんなバスです。

 

午前9時、スーパーマーケットで小休止。
空には雲ひとつないが、これから向かうRainierは逆光になってしまう。

こんな花が街並みを飾る。
ここだけではなく、ダウンタウンも同じように綺麗に飾られていた。

ここで、昼の自由時間をトレッキングに当てるため、ランチとしてサンドイッチを買う。

 

午前10時、Mount Rainier National Parkの南西、Nisqually Entranceから公園内に入る。(地図のK)
ゲートで、入園料を払う。
日本語の説明書もここでもらえた。
入園料は車1台・$5、バスは一人$2で7日間有効。
ブルーのラインが今回のバスのルート。

 

入り口を入って10分ほどで、見えた・・・
このあたりからは南側の斜面が見えるので、雪も少ないのだろうか。
さらに針葉樹林帯に入ってみる。
樹齢500年以上の木が多い。
説明はドライバー兼ガイド。
サルノコシカケが高いところにあったり、
木にはコケがビッシリ・・・

 

次のビューポイントでは雪の斜面が良く見える。
ガイドが双眼鏡を持ってくる。
覗いてみると凄い迫力で目の前に見える。
と、ガイドが何か言っている・・・
(マウスを乗せて)


今回、バンクーバーに留学している
日本人のお嬢さんが参加されていて通訳してくれた。
登っている人が見えるらしい。
場所を変えて双眼鏡で覗いてみると
確かに点にしか見えないが、登山者だ。
(マウスを乗せて・・・雪の上の黒い点ですが・・・)

 

今度は下の景色・・・
Narada Falls
写真の一番上のところの石の橋の上に人がいます。

ぐるっと、回って下るとそこから滝の全貌が見える。
説明版には虹が映っていたが、
そのとおりの綺麗な虹が見えた。

 

そして、午後0時15分、 Paradise に到着。
ここで午後2時まで自由行動。
行ける所までトレッキングコースを登る。
氷河の見えるところまで行けるだろうか。

地図はこちら

山頂までは毎年8000人がチャレンジし、半数以上が山頂に立っているらしい。
1日目は Camp Muir まで。
2日目は午前2時にスタートし、頂上を踏んだあと、Paradise に下る。
2日間の日程らしい。

 

標高1647m。
トレッキングはこんなお花畑からスタート。

 

アスファルト舗装された登り。
これがかなり急な登りである。
強い陽射しにすぐ汗びっしょり。
しかし、風は冷たく気持ちいい。

大きなザックを背負った二人が追い越す。
軽登山靴で歩いているが、
ザックの脇にはプラスチックブーツが・・・
山頂まで行く人だ。

すぐに雪の頂が見えてきた。

足元には綺麗な花が続く。

やがて足元はアスファルトではなくなった。
Skyline Trailを進む。
(クリックして下さい。)

 

氷河を出来るだけ近くで見るために、Glacier Vista というコースに入る。

足元にはチングルマの綿毛のような実や、綺麗な赤い花が咲く。
目の前にリスが現れた。
静かにカメラを構えて撮影完了。
(マウスを乗せて)

 

右の方には Skyline Trail を進む人が見える。
背中の荷物が大きい。
よく見ると、スノーボードをザックの上に背負っている。
山頂から滑り降りるのだろうか。

(マウスを乗せて)

 

目の前の氷河が、Nisqually 氷河。
氷河が崩れたところは、蒼い氷が見える。
(マウスを乗せて)

 

ヘリコプターの音が頻繁に聞こえる。
上を見上げても見えない。
すると、氷河の上を飛んでいるのを発見した。
日本だと、荷揚げか、遭難救助だが、観光飛行らしい。
写真の中央です。
(マウスを乗せて)

 

目の前に氷河の見えるビューポイント。
ここが標高1932m。
高度300mを登ってきた。
サンドイッチはバスに戻ってから食べることにして
標高2074mの 
Panorama Point まで行ってみる。

いろいろな花が咲き乱れている。
(マウスを乗せて)

 

ひと登りの後の水平移動。
山頂に雲がかかってきた。
(クリックして下さい。)

 

そして、またお花畑の中を登る。
途中、山頂に向かう分岐点があった。

 

 

そして、標高2074m・Panorama Point からの南に広がる景色。
遠く、雪を被った山も見え、下にはスタート地点の Pradice Inn も見える。
(クリックして下さい。)
 

 

すぐ下の雪渓では山頂から下ってきた人たちが休んでいる。
トレイルは雪渓を横切って続いているが、装備のない人は入れない。
迂回路は上に上がってから行くようだが、残念ながらここでタイムアップ。

集合時間ぎりぎりのため、駆け足で降りることになってしまった。
(マウスを乗せて)
今日歩いたコース(クリックしてください。)

 

バスに戻り、少し下ったところで、窓際の人が谷底に熊を発見。
ガイドが車を停めてくれ、みんなで撮影のため降りる。
こういうところが小さいツアーはいい。

道端には綺麗な花。
白い花はヤマハハコとまったく同じようだ。
最後にもう一度振り返る。
山頂にはだいぶ雲がかかってきた。
(マウスを乗せて)
(マウスを乗せて)

 

最後に寄ったお店。
看板には熊の子供がよじ登っている。(作り物です。)
中にはスターバックスが・・・
裏のテラスにはスキー板で作った椅子。

 

午後6時過ぎ、ホテルに到着。
11時間の充実した1日でした。

 

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