スノーシューハイク
2005年2月20日
湯けむり館前駐車場〜大きなもみの木〜山越え川越え〜善五郎の滝〜湯けむり館前駐車場
「乗鞍高原、一ノ瀬園地」
上高地の次のスノーシューはここに行きたいと思っていた。
しかし、広大な雪原だろうし、トレースの跡を歩いたのでは面白くないし、
ここはやはりこのフィールドを知っている人と一緒に歩きたい。
前にもご紹介した南岳小屋の支配人さんが冬の間開設しているサイト
「冬期休業中〜南岳から里へ下りた管理人の信州・安曇野便り〜」
その中で「雪の山に一緒に行きませんか?」という企画をはじめられた。
乗鞍高原スノーシューは3回企画されていたが、行けそうなのは2月20日(日)。
しかし、完全に休めることがわかった4日前には満員御礼となっていた。
あきらめきれないので、みなさんの後を少し離れてついて行かせてもらおうと勝手に決めて当日を待った。
(さかもとさん、みなさん、ありがとうございました。)
前日の朝、東京多摩方面は雪景色、しかし、天気は回復傾向のようだ。
今回は局長と二人なので、車で行くことにし、運転手は前夜午後9時に寝た。
ETCの深夜割引を使うために、午前3時起床。
午前3時半家を出るときには、西の空に沈み始めた月と、星が見えた。
午前3時50分、国立府中ICを通過し、無事割引適用・・・のはず。
相模湖のあたりから、霧が出てきた。
途中、八ヶ岳PAで眠気覚ましに10分ほど休憩しただけで、順調に進む。
岡谷JCTを過ぎ、長野道に入ると、霧が雨に変った。 天気予報は明け方まで雨か雪だったような気がする。 午前6時過ぎ、松本ICを下りたときには、雨は雪に変ってきた。 時間はたっぷりあるので、 まずは松本市街方面に向かい、ファミリーレストランを探す。 すぐに見つけたデニーズでモーニングメニューの朝食。 この時間は、初めて入ったが、 おいしそうなメニューが揃っていた。 |
ゆっくり朝食を摂り、ちょっと早いが午前7時出発。 食べている間は湿った雪がずっと降っていたが、いつのまにか止んだようだ。 空いている道を快調に進み、あっという間に新島々の駅を通過する。 ここから、山道になってくるが、しっかり除雪された道は走りやすい。 周りの木々は真っ白にお化粧している。 車のタイヤはスタッドレスではないので、チェーンが必要な場合の時間を見て出発したが、 乗鞍高原方面の道に入っても、道はしっかり除雪してある。 |
目的地は湯けむり館前駐車場。 どの辺りかわからないのでちょっと停まったところ、 そこがまさに目的地だった。 午前8時前に到着。 駐車場は少し雪が積もっていたが、まずはそこに入る。 奥のほうに1台停まっているだけだったが、 まもなく除雪車が整備に来た。 作業の邪魔にならないように車を移動しながら、 車を降り、周りを歩き回る。 |
午前8時40分。 奥のほうに集まった人たちはかなり大人数。 そこに、松本ナンバーの車が到着した。 やはり、さかもとさんだ。 後ろのほうからついて行かせてください、とお願いし、 皆さんが集まるのを待っていた。 やがて、全員揃ったところで、自己紹介をすると、 なんと、燕岳でご一緒だった方とお会いした。 メールを頂いていたので、お互いに名前はわかっていたが、 会うのは初めてだった。 |
今回の参加者は9名。 それにわれわれが加わったので 12名の団体になってしまった。 午前9時、予定通り出発。 「歓迎 乗鞍高原温泉」の看板の脇を通り、 しばらく行ったところで、スノーシュー装着。 今回はワカンで参加した若者が5名。 スノーシューは初めての人が1名。 |
(マウスを乗せて・・・) |
スノーシュー装着 |
圧雪された道をしばらく進むと、橋の上にカメラの放列が・・・ レンズの向いた先はこんな風景が広がる。 |
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さぁ、いよいよ雪原へ (マウスを乗せて・・・) |
こんな四阿がありました。 |
ヤドリギの上にはぼんやり太陽が。 |
スノーシューの威力試し 斜面を駆け下りる (マウスを乗せて・・・) |
スノーシューとワカンの一団 |
残念ながら、乗鞍岳は雲の中。 |
スノーシューを履いてから40分。 ここまでは圧雪された道だった。 「さぁ、足慣らしはこの辺までで、ここからはこちらを行きましょう。」 と、さかもとさんが指差す先は斜面。 「好きに歩いていいですよ。 あまりに方向がずれれば言いますから。」 みんなが踏み跡のないところを進む。 |
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斜面を駆け上る。 |
足元は真っ白な雪。 |
ちょっと小休止。 |
みんな好きに歩いているなぁ・・・ と、さかもとさん |
「カモシカくんの足跡です。 写真をどうぞ・・・」と、さかもとさん。 HP用の撮影もしっかりお見通しです。 そして、春を待つレンゲツツジの花芽も雪の中から顔を出していた。 |
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歩き始めてから1時間20分。 うっすらと日がさしてきた。 白い雪に影が映るのはやはり綺麗だ。 このまま晴れてくれないかなぁ・・・ |
足跡のない雪原を進み、大休止ポイントの大きなモミの木に着いたときには 眩しい太陽が顔を出してくれた。 |
早速、テーブルとベンチの製作に入る。 12人用はかなり大きいが、 2本のスコップで、若者にがんばってもらい、 立派なテーブルができた。 向こうの空には乗鞍岳が顔を出しそう・・・ おやき、スープ、ホットワイン、コーヒー、 カントリーマームいちごのチーズケーキ味。 豪華なティータイムのメニューでした。 |
そして、顔を出してくれた乗鞍岳 |
休んでいるのは、こんなに大きなモミの木の下。 |
そして、太陽の光りを浴びた、こんな景色が広がる。 |
最高の天気になったところで、のんびりする。
5人グループの若者はリーゼントやアフロの被り物と、学ランを出し、記念撮影。
(若いなぁ〜)
そして、歩いているときに話題になった「イベント」が実施される運びとなった。