北アルプスに魅せられて                                    山の靴跡

奥高尾縦走

2007年4月21日

 陣馬高原下〜陣馬山〜景信山〜城山〜高尾山〜高尾山口

予報では何とか午前中は太陽が望めそうだが、前夜に歓送迎会がある。
飲むわけではないが、やはり疲れて帰った翌朝の早起きはつらい。

光城山の桜も気になるが開花も遅れているようなので今週は奥高尾に向かう。
山ヤさんえびさんのレポに出てくるタカオスミレとハナイカダを求めて・・・

昨年9月から「陣馬高原下」行のバスは高尾駅から運転されている。
いつもなら7:50発に合わせるのだが、今日は1時間遅くした。

8時35分頃高尾駅北口に下りてみると乗り場は既に長蛇の列。
後ろに並び、車掌さんに聞くと、
@PASMOは使えないので乗車券を買ってください。(540円)
A臨時便が出ます。・・・とのことだった。

8時40分過ぎに臨時便が来た。
これは途中1ヶ所しか止まらない急行なので、30分ほどで着くそうだ。
立って行ったがちょうど30分で見覚えのある「陣馬高原下」についた。
バス折り返し所

  

登山靴の紐を締めなおし、アスファルトの道を和田峠に向かう。
斜面に咲き残ったヤマザクラと手前の鮮やかな新緑が綺麗だ。
すぐに汗ビッショリになり、今日は半袖Tシャツ1枚でOK。


 

足元はアスファルトだが、
道端には小さな花が
たくさん咲いている。
マルバスミレ?
ムラサキケマン

キケマンもありました。
カキドオシ?

 

新ハイキングコースの入り口がなかなか現われない。
通り過ぎてしまったかと思った頃に案内板が現われた。
以前来たときは小さな道標しかなかったような気がするが・・・
(クリックで大きくなります)

  

新ハイキングコース入口のヤマブキ
川を離れるとかなりの急登

小学校2年生
山好きになって欲しい
ヒトリシズカ
・・・の家族
タチツボスミレ???

 

なだらかな道になると
ほっと一息。
山頂直下に
ニリンソウの群落がある。
ほとんどの株が二輪目は蕾。

一番の日当たりの場所で
二輪咲いているのを発見。

ここは冬のシモバシラも
たくさん見られる場所だ。




 

山頂までの斜面はスミレの群落だ。
・・・スミレ?
タチツボスミレ?

  

山頂では白馬と青い空がお出迎え・・・
今日は大きなワンちゃんもお出迎え・・・
少し雲に隠れた富士山を見ながら食事。

フリーズドライの鯛のお吸物とおにぎりで30分ほど休憩。

 

縦走路はこんな道。
ところどころに埋め込んである道標。
今日は19kmの縦走だ。
ここは山岳マラソンの練習路。
この日もたくさんの
ランナーに会った。
明王峠の茶店は休業中。
もう富士山は見えなくなってしまった。
高尾へは左に進む。

始めて来た時は右に行き、
相模湖に下ってしまった・・・

 

陣馬への登りでも見かけたが、
ミミガタテンナンショウだと思う。
このあと右を見ての話からちょっと自信がない・・・
こちらはもみじ台で見つけたが、
近くの女性たちが「ミミガタじゃないよね。」と言っていた。
これはマムシグサらしい。
耳のような広がりが左ほどはないが・・・

  

そして、スミレ4点。
どれもエイザンスミレだと思うのですが・・・

 

(マウスオン)
ここからは何ヶ所か分岐がある。
1番目は堂所山への分岐。
迷わずまき道を進む(笑)

4番目は表示はないが
広い階段のほうへ。
そこが景信山。

何組かが昼食中だ。
ここにもワンちゃんがいた。
散り残った桜の下で・・・
向こうが相模湖。

 

ここからは高尾〜城山が見渡せる。(真ん中辺りの鉄塔のあるところが城山)
(露出を間違えちょっと見苦しいですが、クリックで大きくなります。)

 

次は城山へ・・・
お姉ちゃんはちょっとバテ気味・・・
でも、すれ違う時に元気に挨拶してくれた。
頑張れ。

 

城山は満員御礼状態。
ヤマザクラも少し残っていた。
(マウスオン)

ハナモモの向こうに相模湖。

 

ここから高尾山までは基本的に北側のまき道を歩いたほうがたくさんの花に会える。

クサボケ
サクラの幹の分かれ目に咲いたスミレ
ヤマルリソウ?

 

一丁平の辺りからはイカリソウの花が続く。
光をたくさん浴びて輝いて見える。

 

スミレも・・・


エイザンスミレでしょうか・・・
アケボノスミレ
(一緒にいた方が教えてくれました)

 

山頂に登る階段でお昼寝中・・・

 

さてこのあとは1号路の下のほうのタカオスミレを目指すのだが、ルートはどうする。
新緑の吊橋か・・・、ホカホカおやきか・・・
悩んだ挙句・・・
(マウスオン)



途中、4号路のほうを覗くと、ちょうど逆光で新緑が透けて綺麗でした。
(選択ミスだったかも・・・)

 

1号路を下り、最後のカーブを過ぎたところから、右に眼を凝らす。
ビジターセンターで聞いたところ、
「先週はたくさんあったのでまだ咲いているでしょう。
私たちは明日確認に行きます。」とのこと。

葉が茶色から紫色が特徴・・・これですね。

久しぶりの縦走はちょっと疲れましたが、花いっぱいで疲れも吹き飛びました。

2007年もくじにもどる



inserted by FC2 system