北アルプスに魅せられて                                          番外編

楼蘭王国探検記

1995年10月13日(金) 7日目

 

午前8時30分。
地平線からの日の出。
日本ではちょっと見られないだろう・・・
寒さも加わり、身震いするようだ。

みんな、綿入りの外套を着ている。
もちろん私たちも昨夜のキャンプファイヤーから
カーキ色の人民服の外套を借りて着ている。

朝食は芋雑炊と野菜スープ。
ナツメ、ピーナッツ、米、芋の入ったお粥である。
これもまた、とても美味しい。

 

午前9時45分。
今日は、ジーさんのデータにあった「最後の野営地」を目指す。
 北緯 40°11′35.2″
 東経 89°47′56.4″

轍の後もまったくなく、1時間ごとにGPSで方向を確認しながら進む。
ここも、当然まっすぐ進めるわけはなく、
時々、ガイドが車を降り、小高い丘に登り
方向を確認している。
ところどころの、枯れた木は胡楊だ、とチンさんが言っている。

車はロプノールに入ったようだ。
さまよえる湖。
湖だった証拠に淡水のモノアラガイの死骸がたくさん見つかる。
昔、湖底だったところは亀甲型に固く覆われている。
モノアラガイの死骸
木の実の化石?

 

午前11時30分。
チェロキーが砂に埋まった。
砂を掻きだし、板を敷いて抜け出すが、20〜30分かかる。
続けざまに、2度も埋まってしまった。
砂から出るまでの間、外に出ると、空は真っ青である。
気温は35℃だが、湿度がないので、まったく暑さは感じない。

さらに、エンジントラブルが続く。
修理を終え、出発したのは、午後1時30分だった。

 

午後2時30分。
今度はランドクルーザーが砂に埋まった。
同じように30分くらいかかってやっと抜け出す。

1時間おきくらいにGPSで位置確認をし、方向を確認しながら進む。

   この夏に農民3人が宝捜しに楼蘭を目指し、水がなくなって死んだと言う。
   その捜索にきたのが、私たちの案内をしてくれているウィグル人だそうだ。

午後7時。
運転手とガイドが、もう車では進めないと言う。
ウィグル人のガイドが、丘の上に立ち、楼蘭が見えると言う。
双眼鏡を持って駆け上がるが、私たちには何も確認することが出来ない。
GPSで確認すると、
 北緯 40°14′11.2″
 東経 89°50′34.2″
楼蘭まであと31.6kmの地点である。

ここにベースキャンプを張り、明日からは徒歩で楼蘭を目指すことになった。

夕食は、ニンニクの芽とトマトと羊肉の炒め物、野菜スープ。
今日のメニューもとても美味しい。
めずらしく3杯もお替りをしてしまった。

空には、今日も満天の星。
天の川もはっきり見え、それになんと流れ星の多いことか。

明日からの徒歩に備え、午後10時就寝。

道なき道を進む砂漠、その砂漠はどんどん姿を変えていく・・・

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