北アルプスに魅せられて                                    山の靴跡

滝子山

下りはすみ沢へ向かう。
寂ショウ苑の看板には「ずみ沢」と書いてあった。
地元では「ずみ沢」なのだろうか。

山頂からの急傾斜を下りるとすぐに
初狩駅への分岐点である。
ここで左に道をとると
5分ほどで鎮西ヶ池に着く。
源鎮西為朝に由来するらしい。
水溜りのような小さな池と
鳥居と祠が祀られている。

 

少し下ったところで
大谷ヶ丸への道を右に分け、
笹子駅の標識に向かう。
ここからは
幅広く木が切り払われた尾根である。
明るく緩やかな下りで、
正面に八ヶ岳が綺麗に見える。

30分ほどで木の橋を渡り、沢沿いとなった。

 

ここからは沢と花の道である。
沢はちょっと下を流れている。
流れる水は透明である。

歩く足元には
たくさんの花が姿を現す。
ピカリ♪さんのところで見た
トリカブトの葉らしきものもあった。
ハシリドコロ フデリンドウ? ヤマエンゴサク

 

沢沿いに15分程歩くと
造林小屋に着いた。
ここで小休止。
沢に下りてみると
流れは細いが
小さな滝の連続である。
今日の暑さに
水が冷たく気持ちよい。

 

造林小屋を出てしばらくすると、
道が二股に。
右の登りは曲り沢峠への道だ。
左が笹子駅となっているが、
手書きで
「転落危険カ所あり」
と書かれている。
地図にも、
「悪路で歩きにくい」
の記入がある。

登山道は沢の脇を通る。
足元には花がたくさん出現する。

 

このあたりから、水量も多く、沢にはちょっとした滝が多くなってきた。

 

まわりにはたくさんの花。
??? スミレ(笑) ネコノメソウの仲間
ニリンソウかな? ??? ???

 

滑りやすい砂の斜面をトラバースするところが何回か出てくる。
これが標識にあった転落危険カ所だろう。
まぁ、気をつけて通れば怖いこともないのだが・・・

沢には落差の大きい滝もいくつか落ちている。
モチヶ滝 滑りやすい砂の斜面のトラバース 三丈の滝
ちょっと落差の大きい滝
少し歩いた先に手作りの標識が。
モチヶ滝らしい。
若葉 こちらは滝の脇に標識が。
どちらも笹子小4年の皆さん、ありがとう。

 

三丈の滝のところで沢を渡る。
少し登り、沢は下のほうを流れるようになる。

足元にはずっと、花を探すことができる。

 

ネコノメソウの仲間かな。

 

最後にもう一度沢を渡り、
ちょっと登ると、
道証地蔵の登山口に出た。

このあと、しばらくの林道歩き。
アスファルトの照り返しが
とても、暑く、
30分足らずだったが、
この最後の歩きが一番疲れた。

この季節には珍しく、とてもすばらしい眺望でした。
登りは、花と岩と。
山頂は富士と南アルプス、八ヶ岳。
下りは、花と沢と。
とても満足の一日でした。

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