360°の眺望
2003年10月4日〜5日
1日目 桜平〜オーレン小屋〜根石岳〜天狗岳〜夏沢峠〜オーレン小屋
2日目 オーレン小屋〜夏沢峠〜硫黄岳〜赤岩の頭〜オーレン小屋〜桜平
前回の北横岳〜三ッ岳(レポはまだです。)で局長が意外と岩場に強いことが判明した。
ならば次は山小屋の経験と、1泊山行を企画した。
一人の場合はあまり車を使いたいとは思わないが、
ふたりならやはり安上がりだし、稜線に一番近い桜平まではいれる。
それに、天狗岳〜夏沢峠を歩けば、麦草峠〜阿弥陀岳までの縦走が達成できる。
(やはりそんなことにこだわってしまう。)
初めての山行の天狗は雨だったが、今回は天気もよさそうだ。
小学校の遠足と同じで山に行く朝は何の苦労もなく早起きができる。 まだ暗い5時前には出発。 ガイドブックには駐車場は30台くらいとあったが これなら予定通りに8時頃には着けるから楽勝とたかをくくっていたら、 なんと駐車場はほぼ満杯状態。 後からきた車が無理やり幅寄せをし隣に駐車した。 そのあとも2台ほど入ってきたがどうしたのだろう。 |
ゲートの脇を通り抜け、 夏沢鉱泉までは車の通れる砂利道を行く。 歩き始めは曇っていたが、そのうち青空になった。 「あの雲はどこにいってしまったんだろう」 「蒸発したんじゃない」 なんとなく科学的な局長の答えに妙に納得。 じきに着いた夏沢鉱泉前の紅葉が綺麗だ。 |
夏沢鉱泉から先は沢沿いを快適に進む。 何度か沢にかかった橋を渡るが、 夏はさぞかし気持ちよいだろうと思う。 さすがに今の季節は風が冷たい。 今回局長のザックにつけてきた温度計を見ると、 4℃あたりを指している。 駐車場を出てから1時間20分で オーレン小屋に到着。 この頃また曇ってきた。 |
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オーレン小屋のテラスで、 バナナと、 森の小枝(新発売マロン味) で休憩。 曇ってきたせいもあり、 ひんやりしている。 温度計を見ると10℃。 10:00 予定通り箕冠山に向け出発。 なだらかなのぼりを 快調に前進。 脇の切り株には 何だろう?(左) 歩く途中には 紅葉も顔を覗かせる。 |
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夏沢峠への分岐を過ぎると目の前がド〜ンと開けた。
根石山荘の向こうに天狗岳
稜線に出ると冷たい風がもろにからだに吹き付ける。
温度計を見るのも忘れるくらい寒い。
体感温度はマイナスかもしれない。
予定では西天狗岳の山頂で昼食にしようかと思っていたが、
この感じでは天狗岳の山頂も寒くてとても昼食どころではないだろう。
ちょっと時間は早いが根石山荘に寄り道して食事をすることにした。
小屋に入りまずは身づくろい。 フリースを着込み、その上にレインウェアーを羽織る。 昼はお湯を入れて20分の五目御飯と パックされた調理済のおでん。 湯気の出るおでんで人心地がついた。 買い忘れていたバッチを買って いざ出発。 |
奥に硫黄岳 |
ほどなく根石岳山頂に到着。 山頂からは天狗岳が綺麗に見える。 始めてみたときとは反対側の景色だ。 天狗岳に向かう縦走路に なにやら石を置いて書いた文字らしきものが見える。 近づいてみると□班とある。 (□のところは崩れて数字が読めない。) 中学校の集団登山のお土産か? |
天狗岳の間に蓼科山 (クリックで大きくなります。) |
急な上りを過ぎ 鎖場を越えて東天狗岳山頂だ。 以外にも風があまりない。 遠くは雲に隠れているが下の方はよく見える。 以前通ったしらびそ小屋から本沢温泉。 黒百合ヒュッテにスリバチ池。 今回はバッチリだ。 |
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邪魔にならないところにザックをおいて 空身で西天狗岳を往復することに。 中間点で綺麗な白い実を見つけた。 夜、小屋の人に聞くと、 「サロメチールの匂いがするんだ。 名前は何だったかな。 その本に出てるよ。」 といわれ調べてみると、 シラタマノキとあった。 葉も実もシップ薬の匂いがすると書いてある。 残念、匂いはかいでない。 西天狗岳山頂の道標は 今回は立っていた。 |
山頂はほとんど風がない。
どこからかコーヒーの匂いがしてくる。
残念だが戻るしかないようだ。
東天狗岳へ |
箕冠山へ |
夏沢峠へ |
夏沢峠でコーヒーをいれ一服。(でもタバコは吸いません。)
佐久側の山裾を見ると、緑の中に赤と黄がちらほら。
オーレン小屋の近くでも真っ赤な色が。
来週あたりがピークだろうか。
15:30 オーレン小屋到着。 小屋の中はストーブが焚かれ、暖かい。 今、風呂を沸かしているとのことだが、 いつからか、頭が痛い。 時々こういうことがあるが、軽い高山病? でも、2000メートルちょっとでどうなのかな。 普段から頭痛もちなので、休めば大丈夫とほおっておいた。 風呂でからだを温め、少し昼寝をしていたら、食事になった。 オーレン小屋の食事は「桜鍋」 しかし、今回は頭痛が一向に引かず、まったく食欲がない。 少し手をつけただけでギブアップ。 早々にバファリンを飲んで寝ることになってしまった。 食事を作ってくれた皆さん、ごめんなさい。 |