2006年5月31日〜6月3日
1日目 上高地バスターミナル〜明神〜徳沢〜横尾山荘
2日目 横尾山荘〜槍沢ロッジ〜槍沢〜槍ヶ岳山荘
3日目 槍ヶ岳山荘〜大喰岳〜中岳〜南岳(往復)
4日目 槍ヶ岳山荘〜槍沢ロッジ〜横尾〜徳沢〜明神〜上高地バスターミナル
午前4時30分。 太陽の方向は雲がかかっている。 ちょっとだけ顔を覗かせ、すぐに雲に隠れてしまった。 (オンマウス) |
昨日は疲れすぎて、食欲もわかず、夜も寝苦しかった。 しかし、今朝は食欲も戻ってきた。 早めの時間にお願いをして、午前5時半の朝食を済ませる。 |
サブザックに行動食と飲み物カメラをいれ、 外のベンチでアイゼンを付けようとすると、 「まだ、いらないでしょう。」とのこと。 ザックにアイゼンをしまい、午前6時50分出発。 さかもとさんは片道1時間半とか・・・ 片道3時間、往復6時間の予定とした。 テント場の中を下り、飛騨乗越を過ぎ、大喰岳を目指す。 |
午前7時30分。 雪に覆われた大喰岳の広い山頂に着く。 山頂近くの5mほどが雪だったが、それまではずっと夏道だった。 槍ヶ岳山荘もはっきり見える位置だ。 |
イワヒバリがたくさん飛んでいる。 中には目の前を横切るのもいる。 この一羽は雪面をついばんでいる。 |
大喰岳から中岳まではほとんど夏道だった。 午前8時10分。 二つの梯子を越え、中岳山頂に到着。 振り返れば、大喰岳からの稜線が綺麗だ。 槍ヶ岳もだいぶ遠くなった。 |
今にも崩れ落ちそうな南岳の雪庇。 |
9時10分 南岳山頂 遠くにうっすらと見えるのは常念岳。 |
冬の間頑張っているライブカメラと南岳小屋。 穂高も霞んでいる。 |
少し周りを散歩すると、雪との間にオスの雷鳥がいた。 |
会いたかった雷鳥にも会え、とても嬉しい。 (オンマウスで別アングル) |
帰りの中岳への登りがちょっと心配なので、早々に戻ることにする。 これから戻る槍ヶ岳までの3000mの稜線。 |
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天狗原への分岐を過ぎたところで覗き込んでみると、当然ながら、一面の雪だった。 横尾尾根の向こうには屏風岩が見える。 |
何気なく薄日の射す空を見上げると、 太陽の周りにまん丸の虹が出ていた。 空気中に水蒸気が多いということは、天気が崩れてくるのかな。 ちょっと、心配・・・ |
少し下ったところでまた雷鳥に遭遇。 今度は番だ。 (オンマウスで見つめあう二人・・・) |
さぁ、いよいよ雪の斜面の登りだ。 アイゼンを付け、トレースを外さないように登る。 しかし、凄い急登だ。 途中で休むにも、アイゼンのつま先でしか止まれない。 休むのも疲れてしまう。 何とか少し傾斜の緩いところまでいき、 やっと足の裏全体で休む。 あと5mほどで雪が終わるというところで、 あせってバランスをくずし、 アイゼンのつめでレインウェアーを破いてしまった。 20分ほどかかってしまったようだが、何とか無事に通過できた。 |
難関を突破(笑)したあとの中岳への登りで、またもや雷鳥に遭遇。 |
中岳山頂を通過し、梯子を降りたところで、これから大キレットに向かう単独行の人とすれ違った。 ここからは快適な道となり、大喰岳を越えたところでぐっと近づいた槍ヶ岳を見る。 |
山荘到着が12時20分。 往復5時間半。 無事に戻れた。 カップラーメンの昼を食べていると、 これからさかもとさんがスキーで降りるとのことだ。 今日、到着した3人と山荘の前のベンチに陣取る。 |
こちらには降りてこないということだったが、 急遽、この斜面を降りることにしてくれたようだ。 |
でも、遠いのと200mmのレンズではこれが限界でした。 山頂から左の画面の下まで2分足らずです。 |
もう少し滑降の様子を見たい方はこちら(動画ではありませんが1.3Mあります。) |
さて、次のイベントはこちら・・・ もちろん立っているのは山荘の方、プロです。 |
この日はさらに3人が槍沢を登ってきた。 午後3時半。 最後の一人はここで殺生ヒュッテのテント場に戻っていってしまった。 (オンマウス) |
そして、山荘前にも雷鳥が来た。 | |
さらに、このあと飛騨沢をスキーで上がってきた4人をくわえ、今日は11人。 残念ながら夕日は見られなかった。 |