2006年5月31日〜6月3日
1日目 上高地バスターミナル〜明神〜徳沢〜横尾山荘
2日目 横尾山荘〜槍沢ロッジ〜槍沢〜槍ヶ岳山荘
3日目 槍ヶ岳山荘〜大喰岳〜中岳〜南岳(往復)
4日目 槍ヶ岳山荘〜槍沢ロッジ〜横尾〜徳沢〜明神〜上高地バスターミナル
今年は、5月中旬予定の白山テント泊の企画が来年に延期になってしまった。 予想外の雪の多さに道路が開通しないということだった。 一度ザックに詰めたものを、また片付けるのはなんとも詰まらない。 6月の中旬からは忙しくなるので、何とかそれまでには一度出かけたいな、と思っていたところ、 南岳小屋のさかもとさんが上野松坂屋の夏山相談所にみえられることを知った。 午前中の休みを取り早速出かけてみた。 「この季節は里の春と山の冬が両方楽しめますよ。 中岳までなら心配ないでしょう、雷鳥にも会えますよ。」 こんな言葉になんとしても行きたくなってしまった。 ただ、週末まで天気が持つか微妙だったので、予定を早めたが、人が少なそうなのがちょっと心配だ。 |
夜行で行っても、槍沢で一泊しないと槍ヶ岳山荘までは難しい。 それならば、朝早く出れば、上高地には昼に着く。 横尾で一泊したほうが体が疲れないだろう、という理由で、 一日目は上高地の春を楽しむこととなった。 11時50分。 予定通り、上高地バスターミナルに到着。 ベンチでおにぎりに昼食を済ませ、梓川沿いに出てみると、 吊尾根は雲の中に隠れていた。 岳沢の辺りを目を凝らしてみてみると、雪崩の後のようにも見える。 平日とはいえ、観光バスも何台か来ていた。 観光客と一緒に、花を楽しみながら横尾に向かう。 |
この季節の上高地といえば、ニリンソウ。 これだけたくさんのニリンソウの群落は初めてだ。 ニリンソウという名前の通り、二輪のものを探しました。 (オンマウス) |
ササのガサガサいう音に目を向けると、サルが現れた。 周りを見回すと、小さな赤ちゃんを連れた一団が散らばっている。 このあと、だんだん山に登っていくらしく、中には槍ヶ岳まで登るサルが居るらしい。 |
ニリンソウ以外にもまわりにはたくさんの花。 (帰りに撮った花もあります。)名前は調べきれてません・・・ |
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コミヤマカタバミ | フッキソウ | ツバメオモト |
ミヤマネコノメソウ??? | ??? | サンカヨウ |
エンレイソウ | ??? | シロバナエンレイソウ |
明神 | ||
ムラサキエンレイソウ | アマドコロの蕾 | ヤマエンゴサク |
タチツボスミレ??? | エゾムラサキ | キスミレ??? |
そして、徳沢のニリンソウ。 これを見に、観光客もここまで足を伸ばす。 後姿のニリンソウです。 (オンマウス) |
午後2時40分。 今日の宿、横尾山荘に到着。 すると、硫黄岳でお世話になった福田さんとバッタリ。 明日、槍に向かうことを告げ、 登山道の様子などを教えていただく。 午後4時からの風呂を一番で浴び、 6時の夕食までのんびり過ごす。 |
一日目は、上高地の春を満喫した。 |