北アルプスに魅せられて                                    山の靴跡

 横岳

プロジェクト99
ツクモグサを探しに

 

2004年6月2日
杣添尾根登山口〜南八ヶ岳林道〜三叉峰〜横岳・奥ノ院(往復)

富士山滑降を終えたSugiさんから、プロジェクト99のお誘いのメールを頂いた。
4月頃、tomoさんの掲示板でツクモグサの話題が出た時に、
「行きたい。」と書き込んだのを覚えていてくれたのだ。
予定は6月2日水曜日。
5月に入り仕事の都合で休日出勤が多くなったので代休を取れるように調整する。

5月26日、丹沢・檜洞丸にシロヤシオを見に行ったところ、
山頂で偶然Sugiさんと遭遇。(レポはこちら)
次の週にご一緒する予定だったのでよけいにビックリした。
さらに、私たちが3時間半で登った道を、2時間半で登ったと聞いて、
ついていけるのか心配になってしまった。

予報は曇りから傘マークに変わり、梅雨入りを思わせる天気となった。
日曜日の時点でも水曜の天気は傘マーク。
それが前日にはお日様マークに変わり、予定通り計画実行の運びとなったのである。



前回の寝不足を反省し、前夜9時半にベッドに入る。
おかげで午前3時半、目覚し時計が鳴る前に目が覚めた。

午前4時半、出発。
いつもの通り、国立府中ICから中央高速に乗る。
八王子を過ぎたあたりで後ろから朝日があたってきた。
途中、談合坂で朝食のおにぎりを食べ、登山口の近くにある八ヶ岳高原ロッジを目指す。
カーナビの指示は須玉ICではなく、長坂ICで降りるようになっている。
長坂ICで高速を降り、清里高原道路に入る。
有料道路だが、早朝の料金所は無人でそのまま通過できた。

窓の外には朝日を浴びた八ヶ岳が綺麗だ。
程なく、目的地に到着。
集合の1時間前についてしまい、
「高原にいらっしゃい」の舞台に使われた八ヶ岳高原ヒュッテに寄ってみた。
この時間では開いていないが、10時から開くようだ。
喫茶室は4時まで、売店は5時までとなっている。

集合場所の登山口駐車場は地図の通り8台が停まれるように区画されている。
まだ1台も停まっていない。

局長は少し車の中で寝るというので
散歩に出た。
半袖ではちょっと寒いので長袖を羽織る。
車で走っている時に見えた横岳を見ようと別荘地を下る。
10分ほど下ったところでこれから登る横岳が見えた。
マメザクラ 先週見たのと同じような模様入りの葉

かなり下ってやっと見えた横岳

駐車場に戻るために、今度は登りをゆっくり歩く。
すると横に車が止まった。
muusさんだ。
自分のペースで登るために早くくるつもりが遅れてしまったそうだ。

先に出発するmuusさんご夫妻を見送り、身支度をする。
午前8時、時間通りSugiさんが到着。
午前8時10分、予定より早めの登山開始となった。
登山口から標高差1200mの登りである。
8台停まれる登山口駐車場

 


(マウスをのせて・・・)
Sugiさん、局長、私の順に歩き出す。
何度か別荘地内の舗装路を横切り、
次に笹原を進む。
すると視界が開け、
目の前にこれから登る横岳がひろがった。
何度かアスファルトの道路を横切る やがて笹原に・・・

横岳奥ノ院から硫黄岳への稜線

横岳を見ながら進む。 局長をカメラで狙うSugiさん。 やがて、南八ヶ岳林道を進み、
流れを渡り、さらに平坦な道を進んだところで
小さな流れに架かった丸太の橋を渡る。

そこにはこんな道標が木に懸けてあった。
「8」とは8合目だろうか。
しかし、先は長いぞ、とは・・・

ここから急登になるようだ。
最初に見つけた道標

気持ちよい流れ

ちょっと休みましょうか、と、気を使っていただくが、
1時間位を目処にしましょう、とそのまま進む。
しかし、凄い急登(私たちには)が始まった。
Sugiさんにとっては遅いペースなのだろうが、
付いていくのがやっと・・・
息が切れてほとんど話ができない。
案の定、1時間もたずに45分で小休止である。

さらに15分ほど進んだところで
先行したmuusさんご夫妻に追いついた。
ここからしばらくお二人と一緒にゆっくり進む。
これで何とかペースがつかめた。

局長はSugiさんに何とかついているようだ。
この急登がずっと続く あえなく45分で小休止 先行したmuusさんご夫妻に追いつく

 

ホントに休みたい急登 程なく
「6 休みたいね」
の道標が現れた。
ちょっと広い場所である。
このあたりからSugiさんに先に行ってもらう。
局長はペースを上げすぎ、
だいぶバテてしまったようだ。
バテバテ・・・

登り始めて1時間45分。 富士山が見えた。
雪が急激に少なくなっている。

この地点には先ほどとは違う道標があり、
稜線まで1時間50分と書いてある。
いつものように富士山に元気をもらい先に進む。
蕾をつけたシャクナゲなどが現れ
やがて尾根の北側を巻くように緩やかに登る。
? 蕾をつけたシャクナゲ 先を進むSugiさん

 

ツララ 先を歩くSugiさんから
「ツララがありますよ。」
と声がかかる。
その場所についてみると、
何本かのツララが・・・
やがて残雪が現れた。
踏み抜かないように前の足跡をたどって
ゆっくりと滑らないように登って行く。
残雪が出てきた。 滑りそう・・・

 

ついにあと30分 きっと楽勝ペースのSugiさん やがて、
「横岳まであと30分点」
の標識が割れて、地面の上においてあった。
このあたりからは大きな木は姿を消し、
やがて回りはハイマツとなる。
すぐに、目の高さには全く障害物がなくなり、
ちょっと広くなった
絶好の休憩ポイントについた。
バテバテの局長

 

赤岳が目の前に迫る。
展望荘がちょうど目の高さで、頂上小屋も良く見える。
この位置からの赤岳は初めてだが、かっこいい。

 さらに左に目をやると富士山が雲の上に頭を出している。

振り返ればそこには浅間山が・・・
(クリックすると大きくなります。)

最後の急登
さぁ、あとはこのハイマツの急斜面を登れば、三叉峰の直下の縦走路に出る。

ツクモグサに会えるだろうか・・・



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