北アルプスに魅せられて                                    山の靴跡

表銀座縦走

2007年8月12日〜16日

1日目 中房温泉〜合戦小屋〜燕山荘
2日目 燕山荘〜大天井ヒュッテ〜ヒュッテ西岳
3日目 ヒュッテ西岳〜水俣乗越〜ヒュッテ大槍〜槍ヶ岳山荘〜南岳小屋
4日目 南岳小屋
5日目 南岳小屋〜槍平小屋〜新穂高温泉

夜中に何度も目が覚めるが、やはりテントのほうがゆっくり寝られる。
まして、今日の小屋は凄い混み方だった。

午前3時頃、周りのテントでも起き出した人がいるようだ。
ファスナーを開け首を出してみると、満天の星。
身支度をし、外に出てみると・・・星が多すぎて北極星が見つからない。

夏には珍しく街の明かりもよく見える。
小屋前のテーブルに小型三脚を立て、1枚撮ってみた。
午前3:25
オリオン座はすぐにわかった。
天の川ははっきり見えるのに相変わらず北は見つからない(笑)
折りしもペルセウス流星群のピークに当たっており、流れ星が短時間の間にたくさん流れる。

 

4:00
東から空の色がだんだん変わってくる。
それにあわせ星もだんだん少なくなっていく。
やっとカシオペア座を発見。
さっき見つけたと思った北極星はやはり間違っていた。
日の出よりもこの時間の空の変化を見ているのが好きだ。

年末に来たときに探した場所に移動してみると、
既に一人が三脚を立てていた。
富士山を狙っているらしいが、あいにく雲海が高く、見えない。

5:00近くになると、たくさんの人がテラスに集まってきたのがよく見える。

5:06
合戦尾根、有明山の向こうの雲海の上からの日の出。

 

モルゲンロートに染まる稜線と槍ヶ岳(遠いなぁ)
(クリックするとパノラマが見られます)

 

北に目をやれば、輝く燕岳の向こうに立山や鹿島槍が見える。

 

ちょっと素敵なアングルのイワギキョウを発見。

朝の時間をたっぷり楽しんだ後、テントに戻り朝食。
昨夜のポテトサラダをはさんだパンとコーヒー。

その後すばやく撤収するも、完了は6:30。
ちょっと遅い出発となってしまった。

 

6:40
槍を見ながら縦走のスタート


タカネツメクサ


7:15
蛙岩



7:40
大下りの頭

槍ヶ岳クッキリ

 

ちょっと手前のコマクサの斜面。
横からの朝日に輝いている。

 

7:40
大下り

8:50
正面に大天井岳


9:20
切通岩

はしごの右には喜作レリーフ
(オンマウス)



9:30
常念岳分岐

 

イワギキョウの向こうは・・・

 

分岐点で、歩いてきた稜線を振り返る。
燕岳が遠くなったなぁ・・・

  

9:45
巻道を進む。

10:05
岩稜帯のトラバース

正面には槍ヶ岳・・・
ここでシコタンソウ発見
(オンマウス)


10:40
大天井ヒュッテ

毎日更新されるHPは
最新北ア情報いっぱい。
下の沢からポンプアップするので
水は心配ないとの事だった。



11:25
ビックリ平

ニッコウキスゲや
チングルマの綿毛の
お花畑を通過し、
稜線に上がったところがココ。

 

目の前に槍ヶ岳がドーンと現われた。

 

右に目を向ければ、鷲羽岳を中央に裏銀座の稜線。
(マウスオンで中央アップ)

 

11:35
赤岩岳が正面に・・・


お花畑を通過


12:45
常念岳に雲がかかってきた。

 

13:30
正面のピークに人が見える。

この辺からバテバテ・・・

13:40
今日の目的地ではなかった・・・


13:50
ロープは使わなくてもOK


14:00
やっとヒュッテ西岳の
赤い屋根が見えた。

 

受付を済ませると
「雨水が不足しているので、テントの方はペットボトルの水を買ってください。」
この小屋では水不足がかなり深刻そうだ。

テントを設営し、何か食べなければと、カップヌードルを頼むが、ほとんどのどを通らない。

昼寝のあと、カプチーノを飲みながら、夕食の準備。
このビビンバ丼はなかなかいけると思う。

 

この日も夕焼けは期待できず、早々にシュラフにもぐりこむ。


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