京都・奈良
2012年4月26~28日
昨年8月。 上野で「空海と密教美術展」が開催され、東寺の立体曼荼羅の一部8体が展示された。 東寺講堂の立体曼荼羅は21体。 実際に見たい・・・ そして、春秋に行われる特別公開に合わせ行こうと思っていた。 2012年になり、東寺のHPを確認すると、春の特別公開は4月27日から。 JR東海のパックツアーを探すと、4月26日までが安い。 GW前の休みになるが、調整できるだろうと、ここが第1候補。 もう一つ、今回の京都で行きたい場所がある。 「草喰 なかひがし」 ランチの有名な店。 京都好きの大先輩に教えられたが、過去2度とも予約出来ず・・・ 京都で一番予約の取りにくいお店らしい。 これまでは旅行日程を先に決めていたが、今回はここの予約を優先。 毎月1日の午前8時から翌月分の予約が出来る。 3月1日、他の用もあったので休暇。 8時から30分間、全くつながらず、休憩。 9時から再チャレンジすると、9時20分、つながった! 1Fカウンター席が26日に取れた。 日程が決まり、局長のリクエストを聞く。 2日目は奈良に行こうと、シャクナゲの有名な室生寺、長谷寺で計画を進める。 そのうちにJR東海のCMで吉野の金峯山寺が紹介された。 室生寺は行ったことがあるので、今回はここに決定。 直前の天気予報では26日は雨・・・ 雨がひどいようなら1日目はランチと映画でも見るか・・・ というくらいで出発。 |
南禅寺~永観堂~銀閣寺 |
八重桜に火灯窓 |
次はお気に入りの永観堂禅林寺。 珍しく、観光客が誰もいない。 30年近く前、初めてここを訪れた時と同じだ。 |
秋に来たときには通れなかった臥龍廊も今日は通れた。 この登り口には水琴窟があり、綺麗な音がかすかに聞こえる。 |
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阿弥陀堂の「みかえり阿弥陀」にもゆっくりお参り。 帰りには入り口で「三鈷の松(さんこのまつ)」いただく。 葉先が3つに分かれている松の葉で、 臥龍廊の近くに大きな木がある。 「智慧」「慈悲」「まごごろ」を表し、3つの福が授かる。 ・・・といいな。 |
ここから「哲学の道」を北に上がる。 少し残った八重桜のピンクが綺麗だ。 今にも雨が落ちてきそうなので、どうしても早足になってしまう。 |
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銀閣寺に来ると、さすがに人が多い。 修学旅行の中学生が4人一組で行動している。 説明をしている大人が一人ついているが、どうやら4人一組で観光タクシーで回っているようだ。 ちょっとびっくり。 |
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拝観料を払ったら、パンフレットと一緒にお札も・・・ |
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今日は「東求堂」が特別公開されている。 |
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しかし、時間が決まっており、昼食の予約時間に間に合わなくなるので外からだけ・・・ |
西に向かう疎水からは「大文字」が見える。 その近くにあるのが「草喰なかひがし」 |
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1Fはカウンターのみ13席。 2Fもある。 夜よりも昼のランチのほうが予約がとりにくいらしい。 野菜や野草を使った料理とかまどで炊いたご飯。 料理の写真は撮らなかった。 野草もたくさん使われ、というか普通の野菜はあまりなかった。 それらが、料理に合わせた素敵な器に盛られ、ご主人のお話も楽しい。 1Fのカウンターが人気なのもうなずける。 ぜんまいの一品の器には土筆が貼りついていたり・・・ 鯉には水の渦巻きの器だったり・・・ メインデッシュのイワシのにはいわし雲の柄だったり・・・ かまどで炊いたご飯はそれだけでおいしい。 そして、おかわりはおこげ。 これがきつね色に香ばしく、山椒オイルと塩をつけ食べる。 初めての味だった。 |
午後は、鞍馬・貴船と考えていたが、ここで大きな誤算。 ランチなので長くても1時間ちょっとと考えていたら・・・ 2時間半近くのランチになっていた。 天気は局長の晴れパワーでどうやら持ちそうだが、時間がきつい。 さらに来たバスは急行京都駅行き。 今日はお土産を先に買うことに変更。 前に気に入った店を訪ねたり・・・で1日目は終了。 |