北アルプスに魅せられて                                    山の靴跡

燕岳
Winter

2004年12月30日〜2005年1月2日

1日目 宮城ゲート〜中房温泉
2日目 中房温泉〜合戦小屋〜燕山荘
3日目 燕山荘〜燕岳往復
4日目 燕山荘〜合戦小屋〜中房温泉〜宮城ゲート

昨年、えびさんが行かれた冬の燕岳。
そのレポを拝見したときから、次の冬は必ず行こう、と決めていた。
3月に天狗岳での冬山雪上訓練に参加し、9月には夏の燕岳に登った。
とはいえ、冬の北アルプスは一人では何かあった時に不安である。
3月にお世話になった福田さんが冬の燕岳登山教室を行うとのことだったが、
12月26日から30日とのことで、年末にちょっと休みが取れそうもない。
そこで、正月に家をあけることになるが、
燕山荘の赤沼オーナーが主催する登山教室に参加することにした。

12月30日 八王子発午前0時40分のムーンライト信州81号は満席だった。
睡眠不足で歩けなくならないようにできるだけ眠ろうとするが、熟睡することはなかなかできない。
午前3時過ぎ、停車駅でないところに停まったままなかなか動かない。
前を行く貨物列車が小淵沢の先で故障したらしい。
次の貨物列車が小淵沢から助けに向かうが、運転再開の時間はわからない、との車内放送があった。
結局、3時間30分の遅れで出発し、穂高の駅には午前8時20分に到着した。
 

改札口を出たところで、
大きなザックに腰をおろした若者に声をかけ、
タクシーで宮城ゲートに向かう。
彼は燕岳から大天井岳に縦走するそうだ。

ほんの10分ほどで宮城ゲートに着いた。
ここから長い林道歩きである。
宮城ゲートでタクシーを降りる

 

午前9時、身支度を整え、
12km先の中房温泉まで
長い林道歩きのスタートである。
幸い、天気は良いようだ。
スタート あと12キロか 道の脇の林の中にこんな祠が
雪融沢橋・・・雪国らしい名前 有明山の参道はここかららしい 発電所だ 40分ほどで発電所が見えてきた。
えびさんのレポで予習したとおりだ。
写真を撮っていると、
若い二人連れに追い越された。
何気なく見たザックは、狼の足跡マーク。
ちょっと気になってしまった。

 

緩やかな登りをただひたすら歩く。
カーブミラーが数多くあり、
そこに写る自分の姿を撮る。
(どなたかの真似です)
8.1km表示やぶ沢までちょうど1時間。
平地と同じくらいのスピードと言うことは
ちょっとペースが速いのかな。
ひたすら登る こんな写真を何枚も撮ってしまった 1/3来た
荷物をそりに載せひく人も トンネルもある トンネルを抜けると、里が見えた 荷物をそりに載せひく人もいる。
やがてトンネルが見えた。
すぐに片側の開けた
洞門に続くので明るい。
7.4km地点では
里が見えた。

まだ、半分も来ていない。

 

道端にはツララがたくさんある。
あと6.8kmのところには観音峠とあり、
道端に立派な観音様が祀られていた。
東中小屋澤洞門の上からもツララが・・・
ネットから垂れるツララ 観音様 こんなところからもツララが・・・

歩きはじめて2時間。雪を被った稜線が見えた。
雪の稜線が見えた

 

あと3.4km地点が信濃坂。
結構長い下りである。
疲れた帰りにはつらい登りになりそうだ。

やがて、あと1kmを過ぎたところに
合戦小屋への荷物用ケーブルの
始点があった。
冬季営業用の運搬をしたのか、
かごには雪が積もっていない。
帰りはつらい信濃坂 気になるお二人 合戦小屋ケーブルのカゴ
有明荘 温泉橋を渡れば中房温泉 橋を渡って10分以上かかってしまった・・・ 冬季休業中の有明荘の前で、
今日下山してきた福田さんに会った。
朝は吹雪だったが、
その後晴れてきたとのことだった。
登山道の雪は少ないので、
雪道に慣れている人なら
夏と同じ時間で登れる
とおっしゃっていた。

橋を渡ってあと少しだが
最初のペースが速すぎたのだろう、
もうバテバテだった。

12時50分、中房温泉に到着。
やっと着いた〜

早速、受付を済ませ、新館2階の大部屋に行く。
70畳ほどの広間に今日は30人らしい。
大広間
大浴場は14時から18時まで女性専用となるので、その前に汗を流す。
そのあと「赤いきつね」で腹ごしらえをし、布団に横になっていると、
「玄関前で餅つきを行います。」
との館内放送があった。

餅つきも久しぶり 行ってみると、大きな臼で餅つきが始まっていた。
あっという間につきあがり、
早速「からみもち」が振舞われた。
つきたての餅を食べたのは久しぶりだな。
とてもおいしかった

17時30分の夕食の後は、すぐに眠ってしまった。

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